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転職が初めての人もそうですが、Webマーケティング未経験者の方は特にどんな志望動機を書けば採用されるのか気になることかと思います。
今回はそんな方向けにWebマーケティングの志望動機の書き方を解説します。
この記事を読めば未経験の方でも現在の職種の経験を活かしてWebマーケティング職で有効な志望動機が書けるようになります。
この記事の内容
- WEBマーケティングの仕事について
- WEBマーケティングの志望動機で抑えるべきポイント
- WEBマーケティングの志望動機でアピールしたい適正
- WEBマーケティングの志望動機の例文
- おすすめの転職エージェント
この記事の信憑性
・東証一部のWEB広告代理店で広告コンサルの経験あり(約4年間)
・単月数千万円〜数億円以上のさまざまな業種の広告案件を担当
・現在は、事業会社のマーケティング担当
もくじ
WEBマーケティングの仕事とは?
Webマーケティングの仕事とは、データ分析をもとにWeb上で施策を実行し、特定商品やサービスの売上や利用者数拡大に携わる仕事です。
主にネット広告などユーザーを自社サイトに誘導する外部施策と、サイト内にいるユーザーの行動を促進する内部施策の2つあります。
企業のサイト運用やGoogleやYahoo!で出てくる広告、SNSやYoutubeのインフルエンサーによるPRもWEBマーケティング施策の一種です。
マーケティング経験が必要と思われがちですが、実際に未経験から転職した方は多く、営業や公務員だった方など様々な職種から転職可能です。
WEBマーケティングの志望動機で抑えるべきポイント
WEBマーケティングの仕事の志望動機で採用側が確認したいことは、採用側が求める人材かどうかがすべてです。
そのため、これを判断するための情報を志望動機に書く必要があり、抑えておくべきポイントは下記の3つです。
志望動機で抑えるべきポイント
- 今後どうなりたくてその会社を選んでいるのか
- なぜ、他ではなくその会社なのか
- 現状の自分の経験や能力がどう活かせるのか
今後どうなりたくてその会社を選んでいるのか
会社が用意しているキャリアの延長線上に自分の目指すキャリアがあることを伝えましょう。
転職者は誰もがこうなりたいという理想がありそれに近づくために転職という道を選んでいるはずです。
そのため、採用側もお互いが不幸にならないように会社が求める人材と志望者のWillがマッチしているのかを確認したいのです。
募集要項にある求める人材をしっかり確認して、自分の目指すキャリアの方向性が一致していることを具体的に書きましょう。
なぜ、他ではなくその会社なのか
複数ある企業の中からその会社を選んだ理由を伝えましょう。
採用枠が限られているため、採用側は第一志望でなかったり、本気度が伝わらない人に内定を出す余裕はありません。
そのため、明確に自社を志望する理由がある人かどうかを確かめます。
理由は、会社の社風や組織体制、サービスの強み、事業戦略など他者と比べて魅力的に思えたことであればどれでも構いません。
あなたが魅力的だと思ったものを他者と比較して熱く、より具体的に書きましょう。
現状の自分の経験や能力がどう活かせるか
自分の能力をどう活かせるのか現状の仕事での具体的な経験とあわせて説明しましょう。
採用側は、募集している職種の適性があるのかを最も知りたいのです。
いかに立派な志望理由があったとしても適正がないと判断されたらそこまでです。
具体的な経験とそこから身につけた能力を伝えることで採用側に適正があり、すぐに活躍ができそうなイメージをもたせることができます。
これは、WEBマーケティングの経験でなくても問題ありません。大事なのは専門知識や専門スキルではなく、適正があるかどうかです。
したがって、現職の経験をただ説明すのではなく、WEBマーケティングの適正を意識して書くようにしましょう。
WEBマーケティングの志望動機でアピールすべき適正とは?
適正の話をしましたが、WEBマーケティングの職種で有効な適正は下記3つです。
WEBマーケティングで求められる適正
- PDCA
- 主体性
- 新しいものが好き
もちろん、企業によっても異なるので、募集要項の確認は必須ですが、書き方は違えどほとんどがこのいずれかに当てはまると思います。
PDCA
PDCAの習慣があるかどうかは、WEBマーケティングにとって最も重要な適正です。
WEBマーケティングの仕事では、売上を伸ばすための施策を考えて実行していきます。
その際に、思いついたことをすべてやるのではきりがないですし、リソースが限られているため効率的に効果を出さなければなりません。
そのため、こういうターゲットに、こういう施策をやれば、このくらい売上が伸びるといった「P(仮説・計画)」をもって取り組むのが非常に重要です。
また、PDCAの「C(振り返り)」の部分も非常に重要です。
実行したらやりっぱなしではなく、想定していた効果がでたのか、出ていないのならその要因と改善方法はあるかなどを考えてまた実行していくのです。
主体性
施策アイデアを出して、それを実行するまでがWEBマーケターの仕事です。
上司や他のメンバーが考えた施策の実行部分だけをやることもありますが、自分から主体的に施策アイデアを出さなければWEBマーケターとは言えないです。
また、実行フェーズでもサイトのデザインをクリエイターに依頼したり、エンジニアに機能を変更してもらったりとディレクションする立場になります。
そのため、計画通りにその施策が完遂するようにプロジェクト全体を進める主体性が求められます。
新しいものが好きか
WEBマーケティングの施策は新しいサービスやプロモーション手法の登場により日々アップデートされます。
例えば、インターネットといえばPCが主流の時代もありましたが、スマホの登場によりWEBマーケティングの戦場も大きくかわりました。
また、広告といえばGoogleだったのが、インスタなどのSNS広告やインフルエンサーの活用など様々なプロもショーン手法が登場しました。
したがって、過去の成功法にとらわれずに、その時々のトレンドやユーザーニーズにあわせて新しい手法を積極的に試す適正が必要です。
その他
上記3つ以外にも下記の適性も必要になるので、自分の能力・経験に合いそうなものがあれば書いてみると良いと思います。
- 数値分析力:数値から情報を読み取り改善策や新しい施策を考えられる
- 提案力:自分の提案を通すためのスキルがある
- 目標達成力:目標達成のために行動できる
- コミュニケーション力:様々な部署の人と連携しながら仕事を進めることができる
WEBマーケティングの志望動機の例文
ここまで解説してきた内容を踏まえて作成した志望動機の例が下記になります。
貴社を志望した理由は2つあります。
1つ目は、WEBマーケティングでより大きな効果を事業にもたらしたいと思ったからです。現職で営業として各エリアの売上データを分析し、人数の限られた営業員をどのエリアに配置し、どういったアプローチをしてもらえば効率的に売上が増加できるのかを考えて実行してきました。そして、売上◯◯%増加という一定の成果もあげました。しかし、3年目に人を使ったアプローチの仕方だけに限界を感じ、効率的、かつインパクトも大きなWEBマーケティングで事業拡大に携わりたいと思うようになり志望しました。
2つ目は貴社の独自サービスがこの業界のあり方をかえるポテンシャルがあると考えているからです。どの競合も旧態依然の方法でサービスを提供していますが、ユーザーにとっては非常に不便だと私自身感じておりました。しかし、貴社はその分野に業界で唯一取り組んでおり積極的に投資して、新しい市場を作ろうとしています。私もその新しい市場の開拓に携わりたいと思い志望したのが2つ目の理由です。
先程のポイントをいれることはもちろんですが、その他下記を意識すると良いと思います。
- 理由を先に簡潔に述べる
- 自分の経験とあわせて適正(PDCA)があることをアピール
- 定量的な成果をいれる
- 他社と比べたときの志望理由を具体的に書く
ちなみに、この例の経験内容のレベルがやや高くなっていますが、経験の質や成果の大きさはそこまで問題ではありません。
未経験であれば特に思考やマインドが見られるのでどんな経験でも適正と結びつけた書き方ができれば、評価してくれるはずです。
その他やっておくとよいこと
その他、企業研究とあわせてやっておくと採用される確率が上がることを2つ紹介します。
WEBマーケティング関連の本を読む
WEBマーケターとしての働くイメージをもっていることは入社後のギャップをなくすために重要です。
また、用語や考え方も知っていれば、面接官と話すときのアピールにもなるのでWEBマーケティングの関連書籍を読むことをおすすめします。
下記の2冊は、WEBマーケティングの仕事のことを知るのに役に立ったと評判が高い書籍なので紹介しておきます。
マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦! ―
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
WEBマーケティングの経験をしてみる
働いたことはなくてもWEBマーケティングの経験があることは他の未経験の転職者と比べて優位に立つことができます。
転職しなくても今の仕事を続けながら、WEBマーケティングを実践する方法があります。
それは、個人ブログを運用することです。
個人ブログを運用してデータ分析しながら施策を試していくことでPDCAの習慣や数値の分析力が身につきます。
また、ブログ運用について調べていると他のWEBマーケティング施策についても理解できるようになるので専門知識を学ぶのにもおすすめです。
このサイトはWordPressで作っていますが、月々2千円くらいのサーバー費用しかかからないのでコスパは良いと思います。
おすすめの転職エージェント
志望動機について考えている方であればすでに転職サイトに登録しているかもしれませんが、私のおすすめの転職サイトをご紹介します。
もし、まだ登録していなければ、登録からサポートまですべて無料なのでぜひ試してみてください。
転職サイト一覧
リクルートエージェント
国内最大級の転職エージェントです。非公開求人も多く、実際に転職が決まった人も最も多いのでおすすめです。
doda
リクルートに次いで有名な大手転職サイトです。エージェントも親身に支援してくれますし、LINEでやり取りができるのも効率的に転職活動を進める上で良い点です。
Green
IT・WEB業界に特化した求人サイトです。IT・WEB以外の求人を紹介される心配がないのでWEBマーケティングの求人が探しやすいはずです。
まとめ:WEBマーケティングの志望動機とは企業が求める人材だと伝えること
今回は、WEBマーケティングの志望動機の書き方について解説しました。
WEB広告代理店など、WEBマーケティング専門の企業が採用する転職者は未経験者がほとんどです。
なので、WEBマーケティングの経験がないからと諦める必要はありません。
今の経験からどういった適性がアピールできるのかをしっかり分析して志望動機をまとめましょう。
また、その会社のことを徹底的に調べてその会社が求める人材とマッチしていることを伝えることも意識しましょう。
今回、紹介した内容を実践すれば、WEBマーケティングの仕事への採用確率があがるはずなので、ぜひ、参考にしてみてください。