口座を開設しようとしたけど専門用語が多くて挫折した
口座開設の各手順で選ぶべきものがよくわからない
こんなお悩みを解決します!
この記事の内容
- つみたてNISAの口座開設までの流れ
- 各手順での注意点やポイント
- 各手順で選ぶべき選択肢
- 口座開設後〜つみたてNISAでの運用開始まで
つみたてNISAを始めるためには、銀行や証券会社などの金融機関で取引用の口座を開設する必要があります。
しかし、専門用語が多くて、どれを選んでいいかわからず、挫折してしまう人も多いかと思います。
私も、ネットで調べつつ、四苦八苦しながら、自信のないまま開設手続きをしたのを今でも覚えています、、、
今回は、そんな方向けに、つみたてNISAの始め方について、口座開設の流れから各手順でのポイントまで、初心者目線で解説します。
もくじ
- 1 0. つみたてNISA(積立NISA)の口座開設までの流れ
- 2 1. つみたてNISA(積立NISA)を始めるために必要な書類を準備
- 3 2. つみたてNISA(積立NISA)の口座を開設する金融機関を選択
- 4 3〜4. つみたてNISA(積立)の口座開設には、総合口座が必須
- 5 5. つみたてNISA(積立NISA)以外の取引のために、納税方法を選択
- 6 6. つみたてNISA(積立NISA)以外のその他口座の選択
- 7 7. 本人確認書類とマイナンバー提出
- 8 8. その他必要書類提出
- 9 9. つみたてNISA(積立NISA)の申込から開設までの期間
- 10 10. つみたてNISA(積立NISA)の口座開設後は?
- 11 11. まとめ:審査期間が長いので、申込みまでは早めに済ませましょう
0. つみたてNISA(積立NISA)の口座開設までの流れ
つみたてNISA(積立NISA)の口座を開設するまでの流れは、下記8つです。
手順は多いように見えますが、必要書類の準備と金融機関の選択ができていれば、10分ほどで口座開設申込みまで完了できます。
それでは、各手順について説明していきます。
- 必要書類を準備
- 金融機関を選択
- 総合口座を開設
- つみたてNISAを選択
- 納税方法を選択
- その他口座の開設有無を選択
- 本人確認書類を提出
- その他必要書類提出
1. つみたてNISA(積立NISA)を始めるために必要な書類を準備
手続きを進めると免許書やパスポートなどの本人確認書類とマイナンバーカード、または通知カードの提出が求められるので用意しておきましょう。
PCやスマホでアップロードできるので、事前に撮影しておくと良いと思います。
2. つみたてNISA(積立NISA)の口座を開設する金融機関を選択
つみたてNISA(積立NISA)の口座を開設できる金融機関は、銀行と証券会社がありますが、ネット証券がおすすめです。
おすすめする理由は、下記3つです。
- 手続きが簡単、かつ最短
- 独自サービスの恩恵が受けられる
- つみたてNISA以外を始めたときに手数料が安い
2−1.手続きが簡単、かつ最短
ネット証券であれば、申込みまで基本WEB上だけで完結できるので、申込書類を取り寄せたり、窓口に行くなどの手間もなく、簡単、かつ最短で申込みできるかと思います。
2−2.独自サービスの恩恵が受けられる
ネット証券大手の楽天証券やSBI証券であれば、それぞれ楽天ポイントとTポイントで積み立ても可能なので、現金を使わずに運用することもできます。
楽天証券であれば、楽天銀行と連携することで銀行預金の金利が上がったり、楽天市場で買い物する際のポイントが上がったりと連携メリットも多いです。
2−3.つみたてNISA以外を始めたときに手数料が安い
つみたてNISAでは、制度上、どの金融機関で口座を開設しても、売買取引にかかる手数料は同じです。
しかし、「つみたてNISA以外」で、金融商品の取引をした場合の手数料は、金融機関によって大きく異なります。
銀行や一般的な証券会社であれば、手数料が1万円前後することもありますが、ネット証券であれば、基本数百円、または無料です。
今後、つみたてNISAの上限金額を超えて、投資をしたいとなる可能性もあるので、その際にムダなコストを払わないようにネット証券で口座を開設しておくのが無難かと思います。
ちなみに、私は楽天ユーザーのため、楽天銀行と連携して、楽天証券を利用しています。
注意ポイント
開設できるつみたてNISAの口座は、1人1口座のみです。
変更も可能ですが、1年に1度で、その年に1度でも利用すると、翌年まで変更できません。
そのため、慎重に選びましょう。
上記でおすすめしているネット証券であれば、特に心配はありませんが、窓口や手厚いサポートがほしいという方は、銀行や他の証券会社を検討してみるのもありかと思います。
(営業がきて、儲からない投資商品を言葉巧みに売り込まれることもあるので、個人的にはおすすめしませんが、、、)
3〜4. つみたてNISA(積立)の口座開設には、総合口座が必須
つみたてNISA(積立NISA)用の口座を開設するためには、総合口座の開設が必須です
そのため、まずは、金融機関のサイトにいって総合口座の開設から手続きを進めましょう。
といっても、総合口座の開設手続きの流れで、つみたてNISAも一緒に開設できます。
したがって、手順の途中にNISA口座の開設有無の確認があるので、そこで、つみたてNISAを選択するだけです。
そうすれば、総合口座とつみたてNISAの口座の両方の開設手続きが進むので、特に手間はありません。
注意ポイント
一般NISAとつみたてNISAの併用は不可です。
そのため、すでに一般NISAの口座をお持ちの方は、移行手続きが必要になります。
5. つみたてNISA(積立NISA)以外の取引のために、納税方法を選択
税金を収める方法を選択する必要があります。
本来、投資で利益が出た場合、利益の20%ほどの税金を支払う必要があります。
つみたてNISA(積立NISA)では、非課税のため、関係ありませんが、他の金融商品の取引のために総合口座を利用する場合は、課税対象となります。
なので、総合口座開設のための選択と考えましょう。
もちろん、口座開設完了後は、つみたてNISAのみの利用で、総合口座を利用する必要はありません。
この納税方法には、下記の3つがありますが、「源泉徴収ありの特定口座」がおすすめです。
- “源泉徴収あり”の特定口座
- “源泉徴収なし”の特定口座
- 一般口座
「源泉徴収ありの特定口座」であれば、利益を受け取る際に金融機関側で税金を差し引いて納税してくれます。
したがって、投資する側の手間は、一切なく、納税が楽になります。
他の口座は、過去の運用で損失を出した場合や複数口座を持っていて、他の口座で損失を出した場合に、税金の控除ができたりしますが、つみたてNISA以外で、金融商品の売買を頻繁に行うようになってから考えれば良いと思います。
もちろん、あとで変更も可能です。
6. つみたてNISA(積立NISA)以外のその他口座の選択
信用取引やFX、iDeCo(イデコ)など他の金融商品の口座の開設有無を聞かれます。
つみたてNISA(積立NISA)のみの利用であれば、選択不要で問題ありません。
後から始めたくなったら、いつでも口座開設後に追加もできます。
7. 本人確認書類とマイナンバー提出
事前に用意しておいた免許書やパスポートなどの本人確認書類とマイナンバーカード、または通知カードの画像をPC、またはスマホでアップロードしてください。
文字が見えれば、画質や背景は、特に問題ないので、スマホでさっと撮影して済ませましょう。
8. その他必要書類提出
申し込み後、「非課税適用確認書の交付申請書」や「非課税口座開設届出書」といった、つみたてNISA(積立NISA)の口座開設に必要な書類が金融機関から届きます。
必要事項を記入の上、押印して返送してください。
以上の書類に加えて、マイナンバーカードもしくは通知カードのコピー、本人確認書類のコピーもあわせて提出を求められます。
アップロードした書類は、総合口座用ですが、ここで同封するマイナンバーカードや本人確認書類のコピーはつみたてNISA用なので、再度提出しましょう。
マイナンバーカードは、基本、総合口座開設の際にアップロードしていれば、再度の提出は不要なので、本人確認種類のみになるかとは思います。
9. つみたてNISA(積立NISA)の申込から開設までの期間
申込みから総合口座の開設自体は数日〜1週間程度で完了します。
ただし、つみたてNISA(積立NISA)用の口座が開設して取引できるようになるまでは、約1カ月かかります。
必要書類が金融機関に届いた後、金融機関から税務署につみたてNISAの開設申請をします。
その後、税部署側の審査があるため、時間がかかります。
審査が完了して、口座が開設されると、金融機関から連絡がくるので、これでつみたてNISAの口座開設が完了です。
10. つみたてNISA(積立NISA)の口座開設後は?
つみたてNISA(積立NISA)の口座開設後は、金融機関から届いたログインIDで、サイトにログインして、取引口座にいきます。
まず、つみたてNISAで取引するための資金を入金する必要があります。
入金方法は、銀行口座やクレジットカードなどからの引き落としが選択できます。
入金が完了すると、毎月の積立金額と投資信託の銘柄を選択して、数日待つとつみたてNISAでの資産運用が始まります。
11. まとめ:審査期間が長いので、申込みまでは早めに済ませましょう
今回は、つみたてNISA(積立NISA)の始め方について、口座開設の流れから各手順でのポイントを説明しました。
書類の用意や申込みには、そこまで手間はかかりません。
しかし、審査に時間がかかるため、今日やろうと思ってもすぐ始められるものでもありません。
また、過去に他の証券会社でNISAの口座を開設していたなど、イレギュラーなことがあると更に時間がかかります。
開設後に入金しない限りは、取引は始まらないため、今日から始めたいと思った時にすぐ開始するためにも、早めに口座を開設しておくことをおすすめします。