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未経験からWEBマーケターへ転職したい方は、転職するのに必要なスキルが何なのか気になることかと思います。
今回はそんな方にWEBマーケターに必要なスキルとその独学方法をご紹介します。
この記事を読んでもらえれば、WEBマーケターになるために今、何をすべきかがわかります。
この記事の内容
- WEBマーケターの仕事について
- WEBマーケターに必要なスキル
- WEBマーケターに必要なスキルを独学する方法
- おすすめの転職エージェント
この記事の信憑性
・東証一部のWEB広告代理店で広告コンサルの経験あり(約4年間)
・単月数千万円〜数億円以上のさまざまな業種の広告案件を担当
・現在は、事業会社のマーケティング担当
もくじ
WEBマーケターの仕事内容とは?
WEBマーケターの仕事内容は特定のサービスや商品の売上拡大のために、WEB上のマーケティング施策を考え、実施していく仕事です。
具体的な施策とは、WEB広告やSNS、インフルエンサーなどを活用したプロモーション施策や自社アプリやWEBサイトの運用などがあります。
WEBマーケターにはコンサル的立ち位置で外から支援するマーケターと中から事業会社の社員として携わるマーケターの2種類います。
一般的に、事業側のマーケターは狭き門で中途の方はWEBマーケティング経験が必須になります。
そのため、未経験からWEBマーケティング職にいきたければ必然的にWEB広告代理店など外から支援する会社を目指すことになると思います。
WEBマーケターに必要なスキル:専門的スキル
WEBマーケターにとって必要なスキルは、施策ごとの「専門的スキル」とどの施策にも必要な「ポータブルスキル」にわかれます。
まずは、主なWEBマーケティング施策の専門的スキルについて説明します。
SEO
SEOとは、特定のWEBページの検索順位を上げて、サイト検索経由の自社サイトへのユーザーの流入数を増加させる施策です。
例えば、PCやスマホで「ソファ おすすめ」と検索するとソファに関連した様々なページが表示されます。
このときに自社のWEBページを上位表示させることで多くのユーザーに自社のページを見てもらい商品を紹介することができます。
また、上位表示させるだけでなく、ページ自体も商品の購入を後押しする魅力的なものになっているかも重要です。
SEOができると、自社サイトの運用ができるようになるだけでなくWEBライティングのスキルも身につけることができます。
WEB広告
WEB広告は、WEB上に掲載される広告のことで、「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」の2種類にわかれます。
リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などで検索した際に、WEBページ上に表示されるテキスト広告のことです。
SEOによるサイト運用にお金はかかりませんが、自社のページを上位に表示させるには労力と時間がかかります。
しかし、リスティング広告であればお金はかかりますが、検索画面の上部に自社のページを時間をすぐに表示できるため有効な施策の一つです。
リスティング広告のスキルを身につけると、WEB広告により検索行動をするユーザーの購入促進ができるようになります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、GoogleのWEBページやFacebookやインスタのタイムライン上などメディアに掲載される画像や動画の広告のことです。
自社のサービスや商品に興味を持っていそうなユーザーにピンポイントに魅力的な画像や動画で広告を出すことができるのが特徴です。
また、ディスプレイ広告では、ユーザーの興味関心や属性(年齢や性別)を特定して狙ったユーザーに向けて配信することができます。
そのため、ディスプレイ広告のスキルを身につけると、WEB広告で自社商品に興味がありそうなユーザーの購入促進ができるようになります。
SNS運用
今や企業がインスタやFacebook、TwitterなどのSNSアカウントを持つのはあたりまえになりました。
各企業はSNSを活用し、新商品やキャンペーンの情報を発信しています。
また、定期的にアカウントを見てもらうために商品とは直接関連はないが有益で魅力的な情報やコンテンツを発信している企業もあります。
SNS運用では、フォロワーを増やすだけでなく、他のユーザーにシェアしたくなるコンテンツを発信できているかも重要です。
なぜなら、コンテンツによっては話題となり大きなプロモーション効果となるからです。
SNS運用のスキルを身につければ、話題を呼ぶようなコンテンツや企画をつくれるようになります。
アクセス解析
WEBマーケティングのどの施策も数値を見て効果を確認しながら運用していきます。
そのため、数値を分析するツールを扱えるスキルも必要になります。
アクセス解析ツールとして最も一般的なのはGoogleアナリティクス(GA)であり、GAを扱えることは必須スキルになっています。
GAはただ、効果を確認するだけでなく、曜日や時間別の実績やユーザーの属性なども確認できるため、施策を考える際にも必要なツールです。
その他:アフィリエイト、CRM、ブランド
その他にもWEBマーケティングの施策は下記のようなものがあります。
実際に運用できなくても知っておくだけで、いざというときの施策として活用できるので一通り施策について把握しておくことが重要です。
- アフィリエイト:自社の商品やサービスをお金を払ってWEBメディアの記事として紹介してもらう施策。第三者の視点で特徴や魅力を詳細に紹介してもらえるため、記事を読んだユーザーに良さが伝わり、購入してもらいやすい。
- インフルエンサー:SNS上で人気のあるインフルエンサーに自社の商品やサービスを紹介してもらう施策。アフィリエイトのSNS版のようなものだが、商品やサービスの良さもさることながら、誰が紹介してくれるかがユーザーにとってより重要な要素になる。
- CRM;商品やサービスを一度、利用してくれたユーザーに継続的に利用してもらうための施策。メルマガやLINEの企業アカウントなどが一般的な施策で、割引キャンペーンなどユーザーが再購入したくなるプロモーションと一緒にメッセージを送る。
- ブランド:YoutubeやWEBサイト上の動画コンテンツで商品やサービスを認知してもらう施策。
WEBマーケターに必要なスキル:ポータブルスキル
WEBマーケターとして成果を出すためには、各施策の専門的な知識やスキルだけでなくそれを支えるポータブルスキルが必要不可欠です。
主なポターブルスキルは下記の5つです。
WEBマーケターのポータブルスキル
- 分析力
- 論理的思考力
- 情報収集力
- コミュニケーション力
- PCスキル
分析力
分析力は、売上が下がったときの要因や更に売上を伸ばすためにどこに拡大余地があるのかを見極める際などに必要になります。
例えば、売上が下がったのを見て、すぐ広告予算を増やしてより多くのユーザーにリーチしようと結論を下すのは分析が足りません。
売上減少の要因は、購入者数の減少と客単価の低下どちらの影響か?仮に購入者数なら、どの年齢層や販売チャネルの購入者が減っているのか?
このように要因を特定するために深ぼって詳細な分析をしていく必要があります。
こうすることで、より具体的で課題に対して有効な施策が実施できるようになり、高確率で成果を出せるようになります。
論理的思考力
分析力とつながる部分ですが、論理的思考力がなければ一貫性のある正しい分析はできません。
また、分析によって見つけ出した課題に対する打ち手も論理的思考力がないと的はずれなものになりがちです。
例えば、目的が新規購入者による売上増加のはずなのにインスタのフォロワーに向けて割引キャンペーンを実施といったアイデアがでてきます。
なぜ、新規に広げたいのにすでに購入してくれた人がほとんどのフォロワーに向けてキャンペーンを行うのか謎で全く一貫性がありません。
そんなバカなことはないと思うかもしれませんが、実際の現場では論理的思考力に欠けた人が思いつきでこのようなことを言います。
また、施策が複雑になればなるほど、一貫性があるのかわからなくなるので論理的思考力が非常に重要になります。
情報収集力
WEBマーケティングの施策は新しい技術やプラットフォームの登場、トレンドの変化によって大きく変わります。
例えば、少し前であればWEBマーケターの戦場はPCでしたが、今やスマホでいかにユーザーにリーチできるかが重要になっています。
また、YoutubeやTikTokの登場で動画を活用したマーケティング施策の重要性も高まっています。
このような変化のたびにWEBマーケターはいち早く情報収集をし、トレンドにあわせた効果的な施策を実行していきます。
情報収集力がないと時代の変化にきづかず、過去の成功法にとらわれて、ユーザーの離反によりビジネスに大きな損失を与えることもあります。
コミュニケーション力
WEBマーケターには周りと連携しながら施策を進めるためのコミュニケーション力(ディレクション力)が必要になります。
データ分析や施策の構想はひとりでもできます。
しかし、施策の実行のためにWEBサイトのデザインや機能を変えたいとなればデザイナーやエンジニアの協力が必要です。
したがって、その人達とコミュニケーションを取りながら計画通りに施策を実行する力が必要になります。
PCスキル:特にエクセルとパワーポイント
WEBマーケティングですからもちろんPCを扱えることは必須のスキルです。
施策も売上が発生するのも基本的にすべてWEB上なので、考えていたものをWEB上で実現できなければ意味がありません。
特に「エクセル」と「パワーポイント」のスキルは重要です。
WEBマーケターは様々な数値データを色々な形でみるためにエクセルを使います。
まとまってない膨大なデータから必要なデータを算出するためにエクセルの数式や関数を使いこなして素早く算出するスキルが必要になります。
また、自分の考えた施策アイデアを周りに説明するためにパワポのスキルが必要になります。
WEBマーケティングの施策は技術的なことも関わってくるため複雑なことも多く、どうしてもテキストだけでは伝えきれない部分があります。
そこで、パワポで図や表を使ってわかりやすい資料を作ることで、施策アイデアを理解してもらいやすくなるため重要なスキルです。
WEBマーケターにとって一番重要なスキルは「PDCA」
ポータブルスキルに含まれますが、その中でも最も重要だと思うスキルが「PDCA」です。
思いついた施策アイデアを手当たりしだいにやって、一発でも施策が当たれば褒められてその他の失敗は無視というような時代は終わりました。
今は、情報収集や分析をもとに仮説を立て、施策検証を繰り返し、再現性のある有効な施策を見つけられる人が真のWEBマーケターと言えます。
そのためには、PDCAの能力が不可欠です。
PDCAとは仮説をもって(P)、実行し(D)、効果を振り返り(C)、改善施策を実行(A)と真のWEBマーケターの行動そのものだからです。
WEBマーケティングだけではなく、どんな職種でもPDCAの思考法はできるので、今の仕事をしながらも実践すると良いと思います。
WEBマーケターに必要なスキルを取得する方法
では、WEBマーケターになるためにこれらのスキルをどうやって身につければよいのか?
WEBマーケターに必要なスキルを独学で身につける方法は下記の5つです。
WEBマーケティングの独学方法
- オンライン講座で独学
- 書籍で独学
- オウンドメディアを運用して独学
- WEB広告を運用して独学
- SNSを運用して独学
座学や実践しながら学ぶ方法など様々ですが、下記の記事でそれぞれ説明しているので、自分に合いそうなものを試してみてください。
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WEBマーケティングを独学する方法!個人で稼ぐ方法もあわせて解説
続きを見る
おすすめの転職エージェント
独学することで、他の候補よりも優位に立つことはできますが、個人的にはとりあえず転職活動をしてみることがおすすめです。
WEBマーケティング業界は人材の流動性が高く常に人手不足なのでタイミングが合えば未経験でスキルがなくても転職は可能です。
なので、とりあえず受けてみて採用してくれる企業があれば、早々に転職して実践しながらスキルを身に着けると良いと思います。
おすすめの転職サイトは下記なので、まずは、どういった会社があるか見てみてください。私のおすすめはWEB広告代理店です。
転職サイト一覧
リクルートエージェント
国内最大級の転職エージェントです。非公開求人も多く、実際に転職が決まった人も最も多いのでおすすめです。
doda
リクルートに次いで有名な大手転職サイトです。エージェントも親身に支援してくれますし、LINEでやり取りができるのも効率的に転職活動を進める上で良い点です。
Green
IT・WEB業界に特化した求人サイトです。IT・WEB以外の求人を紹介される心配がないのでWEBマーケティングの求人が探しやすいはずです。
まとめ:WEBマーケターの仕事に就くために重視すべきはポータブルスキル
今回は、WEBマーケターに必要なスキルとその独学方法をご紹介しました。
WEBマーケターの専門的スキルについては、本やWEBセミナーで独学も良いですが、転職後に実践しながら学ぶでも問題ありません。
しかし、ポータブルスキルについては、今の仕事でも意識の仕方次第で身につけられるものがほとんどです。
WEB広告代理店などのWEBマーケティング会社に転職する際にもそこまで専門スキルは重視されずポータブルスキルが重視されるはずです。
論理的な思考で話ができているかや前の職場でPDCAを意識して仕事をしていたかなどが見られます。
なので、現職で身につけられそうなポータブルスキルがあれば転職する前に意識して身につけていくと転職もスムーズにいくのでおすすめです。