こんなお悩みを解決します!
今回は、Webマーケティングに向いてる人と向いていない人の特徴を解説します。
先にいっておくと、向いてる人に当てはまらなくても心配はありません。
そもそも、未経験なので、出来なくてあたりまえですし、やったことがないことも多いはずです。
なので、当てはまる特徴は自分の強みとして考え、当てはまらない特徴は、転職後に多少努力が必要な部分という程度に見てもらえればと思います。
また、「向いてないかもと不安に思ったときの考え方」や「転職以外の簡単にWEBマーケティングを始める方法」も紹介するのでぜひ、最後まで読んでください。
この記事の内容
- WEBマーケティングに向いている人の特徴
- WEBマーケティングに向いていない人の特徴
- WEBマーケティングに向いてる人の特徴をイメージするための書籍
- WEBマーケティングに向いてないかもと不安になった時の考え方
- 今すぐ、簡単にできる転職以外のWEBマーケティングを始める方法
- WEBマーケティング職を探すためにおすすめの転職エージェント
この記事の信憑性
・東証一部のWEB広告代理店で広告コンサルの経験あり(約4年間)
・単月数千万円〜数億円以上のさまざまな業種の広告案件を担当
・現在は、事業会社のマーケティング担当
もくじ
WEBマーケティングに向いている人の特徴
WEBマーケティングに向いている人の特徴は下記の11個です。
向いている人の特徴
- 目に見える成果で評価されたい人
- 自分で考えて行動できる人
- 周りと連携しながら仕事をするのが得意な人
- 思考の深堀りができる人
- 論理的に思考できる人
- 数字に強い人
- 目的のためなら地道な作業も苦にならない人
- 新しい情報や技術に関心がある人
- パソコンで作業するのが得意な人
- 残業が気にならない人
- 年齢を気にせずに働ける人
たくさんありますが、ざっくりいうと「目標数値の達成のために主体的に周りと連携しながら頑張れる人」という感じです。
それでは、ひとつずつ解説しますので、現時点で自分に当てはまる特徴がどれくらいあるか見てみましょう。
繰り返しますが、すべて当てはまっている必要はありません。
当てはまっているものは自分の強みとして、当てはまってないものは、多少努力が必要という程度に考えておきましょう。
目に見える成果で評価されたい人
WEBマーケティングでの主な目標は売上金額や個数など明確な数値です。
そのため、評価はプロセスや努力などの定性的なものよりも目標数値を達成できたかどうかが最優先になります。
仮に、目標が昨年対比120%の売上なら極端な話、一つの施策がうまくいって達成できたらそれだけでその期の評価はA以上です。
逆にいくら施策を打って頑張ったとしても達成率80%であれば、賞与やスキル評価は低くなります。
この評価方法がわかりやすいと数値達成に向けて頑張れる人であれば間違いなくWEBマーケティング職に向いているでしょう。
自分で考えて行動できる人
目標数値が明確と言いましたが、その目標は部単位、チーム単位だけでなく個人単位でも明確に設定されています。
そのため、目標を達成するために何をしたら良いかを自分で考えて、行動できる人が向いています。
また、日々、市場の状況や顧客トレンドがかわり上司や先輩であっても正解がわからないというのもこの理由のひとつです。
こういう状況下の中では、自分で考えながら自分なりの正解を導き出し、行動できる人が成果を出せるのです。
周りと連携しながら仕事をするのが得意な人
施策アイデアを実行にうつすためには様々な人と連携して仕事を進めなければなりません。
広告を出すとなれば、予算承認を取るために上司に説明する必要がありますし、広告を作ってもらうためにデザイナーと連携する必要もあります。
広告と合わせてサービスの内容も変えたいとなればエンジニアとも連携が必要です。
このように施策を実現するためには、多くの人の力が必要で周りと上手にコミュニケーションを取りながら進められる人が向いています。
思考の深堀りができる人
成功確率の高い効果的な施策を打つためには深堀りした分析ができるかが重要です。
今、売上が落ちているのはなぜか、より売上を伸ばすためにはどういうターゲットへリーチすべきかなど様々な仮説を立てて分析します。
そして、この分析は深ぼって考えれば考えるほどより具体的で効果的な施策につなげることができます。
例えば、売上が前月対比で減少した要因を見つけて施策を打つ場合を考えましょう。
深堀りが足らないと減少要因は購入者が減ったからだとすぐに購入者を増やす施策を考えようと安直な発想になります。
しかし、深堀りできる人はここからさらに下記のように分析をすすめます。
購入者が減ったのはサイトまで来た人の注文率が低下したから
↓
全体注文率の低下要因は20代女性の注文率が低下したから
↓
20代女性の注文率の低下要因は競合が20代女性向けに実施したキャラコラボの企画が当たって顧客が取られたから
ここまで来ると考えるべき施策がより具体的になり、20代女性向けに競合に対抗できる施策を考えようとなります。
このように深堀りができるとピンポイントの施策を考えられるようになるのでひとつの考えをどんどん深掘っていけるかが非常に重要です。
論理的に思考できる人
深堀りするにしても論理的に思考できるかが重要です。
なぜなら、深堀りが論理的にできていないと分析が間違った方向にいき、本来要因でないものを要因としてしまう可能性があるからです。
例えば、先程の例で20代女性の注文率の低下要因が地方の20代女性向けの広告をやめたからだと分析したとします。
しかし、よくよく見ると地方の20代女性の注文率は都心部の20代女性の注文率に比べて元々低いことがわかりました。
この場合、20代女性全体の注文率低下と地方の20代女性への広告の停止に因果関係はなく、広告を再開したとしても注文率は改善しません。
論理的思考とは、「ものごとの因果関係を整理して順序立てて考えること」であり、課題を正しい道筋で導き出す思考法です。
この思考法が効果的な施策を打つためには肝心なので、これを実践できる人がWEBマーケティング職でも成果を出せる人になります。
数字に強い人
深掘りや論理的思考の精度を高めるためには、数字の裏付けが必要です。
また、新しい施策を打つ時にはどれくらいコストをかけて、どれくらい売上を伸ばせば利益がでるかの見立てなども行います。
使う計算は、四則演算のみなので小学校の算数レベルで十分ですが、日常的に数字で物事を考える習慣のある人に向いている職種と言えます。
目標達成のためなら地道な作業も苦にならない人
マーケティングと聞くと大規模なキャンペーン企画をかっこよく成功させて売上を劇的に伸ばすというイメージがあると思います。
しかし、そういった側面は一部分でしかなく実際に売上に貢献しているのは9割の地道な作業であることが多いです。
地道な作業とは下記のように広告や購入動線、サービス自体の改善点を見つけては実行していくことです。
- 広告の文言の強調する訴求や表現を改善
- サイト内の購入ボタンの色や位置を改善
- データ分析をするためにエクセルで数値を算出
したがって、こういう細かい部分であっても改善することを楽しめる人に向いている仕事です。
新しい情報や技術に関心のある人
新しい技術やデバイスの登場により効果的なWebマーケティングの施策も変わります。
そのため、そういった情報を素早くキャッチして試せる人に向いていると言えます。
例えば、スマホの登場時にはPCユーザーを中心に施策を打っていたマーケターたちは大きくこれまでのやり方を変えていく必要がありました。
そして、中にはその流れをキャッチできずかなり方向転換をするのに時間がかかり、大きく売上を落とした企業もいます。
技術の進化のサイクルも早まっているのでより新しいものを早く取り入れられる人に向いている仕事になってきています。
パソコンで作業するのが得意な人
WEBマーケティングの仕事内容は、ほぼすべてがパソコン上で完結します。
日々の連絡手段もメールやチャットのためパソコンです。
データ分析のために数値をまとめる場合や提案資料を作る場合にもパソコンのエクセルやパワポのスキルが求められます。
日々、パソコンを触るのでやっていくうちに慣れていきますが、転職前からこれらのスキルがある方は仕事に慣れるのも早いかと思います。
残業が気にならない人
先述したように働いた労力にかかわらず結果が求められるのがWEBマーケティングの仕事です。
そのため、目標数値に達成していなければ新たな施策を打つためにアイデア出しや資料作成などで残業をすることも多々あります。
また、特別なキャンペーンの時期などは関係者と協力しながら期限に間に合うように夜遅くまで準備していくこともあります。
目標のために時間を惜しまずに努力できる方が向いている仕事だと言えるでしょう。
年齢を気にせずに働ける人
WEBの会社だけあって平均年齢30歳前半ほどと業界的に平均年齢が低い傾向があります。
また、年齢に関わらず成果をだせば若いうちに役職者へ昇格することもあるので転職したら上司が年下だったというのも珍しくありません。
社会人経験がいくらあってもWEBマーケティングが未経験であれば最初は、たくさんのことを学ばなければなりません。
そんな中で、年齢を気にせずにどんどんわからないことを聞いて自分の学びにしていける人が早く成果を出せる人になります。
WEBマーケティングに向いていない人の特徴
続いて、WEBマーケティングに向いていない人の特徴をご紹介します。
向いている人の特徴の逆の部分もありますが、特に下記の5つに当てはまる方は難しいかもしれません。
向いていない人の特徴
- 評価を気にしたくない人
- 同じことをやっていたい人
- 何をするか指示されたい人
- コミュニケーションが不得意な人
- 定時に帰りたい人
また、WEBマーケティングの大変さについても下記記事でまとめてますのであわせて読んでみてください。
CHECKWEBマーケティング業界は大変?未経験で転職する人が失敗しないように知っておくべきこと
評価を気にしたくない人
決まった仕事を期限内に完了すれば、評価されることに慣れてる人は向いていないかもしれません。
WEBマーケティング職ではいくら決まった仕事を高い質で期限通りに完了させても、それが売上につながらなければ評価されません。
そのため、努力や労働時間に対し評価を求める人は不満を感じ長続きしないかもしれません。
同じことをやっていたい人
毎日同じことをやっていれば給料をもらえるルーチンワークに慣れてしまった方には向いていないかもしれません。
日々、売上の改善をしていくためには同じことをやっているわけにはいきません。
より効果的な新しい施策を考えて、まだやったこともないような業務に挑戦しなければなりません。
この環境をプレッシャーに感じて耐えきれない人にはこの仕事はおすすめできないでしょう。
何をするか指示されたい人
何も考えずにやるべきことを他者にいってもらいたい方には向かない仕事です。
自分で考えた施策やアイデアについて上司に実施判断を確認したり、アドバイスをもらいに相談することはむしろ歓迎されます。
しかし、何も考えずにどうしたらいいかを聞きにいってしまう方は、そのくせを治す必要があります。
仮にそういう質問をした場合は、「あなたはどうしたい?」と逆に考えを聞かれることになるでしょう。
また、周りも主体的に考えて動く人たちばかりなので、ずっと指示を待つ習慣が抜けないと社内でいずらくなることにもなります
コミュニケーションが不得意な人
企業でWEBマーケティング職をやる以上、周りとのコミュニケーションは避けられません。
お金や周りの人のリソースを使う仕事なので、ホウレンソウを徹底しながら、関係各所にお願いしてディレクションしなければなりません。
そういったコミュニケーションができずに、自分だけで仕事を完結したい人には向いていないでしょう。
定時で帰りたい人
決まった時間に必ず帰りたいという人がこの仕事を続けるのは難しいでしょう。
施策のアイデアが思いつかなければ、遅くまで情報収集をしたり考え抜いたりする必要もあります。
また、重要なプロモーションの際にはスケジュール通りに完了するために遅くまで残って準備をしなければならないこともあります。
そんな状況の中で定時で帰れないことに不満を持ってしまうとストレスが溜まって続けられないと思います。
WEBマーケティングに向いてる人の特徴をイメージするための書籍
まだ、イマイチWEBマーケティングの仕事のイメージがつかず自分に合っているかわからない人は下記の本がおすすめです。
マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦! ―
WEBマーケティングのコンサルとして、企業のプロモーション支援をする主人公の姿が描かれたマンガです。
かなり、具体的にかかれており、WEBマーケティング職のやりがいもつらさもイメージしやすい内容になっています。
この本を参考にWEBマーケティング職が自分に向いているか判断してみるとよりイメージしやすいと思います。
この内容は、実際よりも仕事の範囲が広かったり提案内容の質も高いのでトッププレイヤーの働き方と認識すべきです。
始めのうちは、この仕事範囲の一部だけ担当したり提案内容ももう少し実行ハードルが低いものだったりするので安心してください。
今、向いていなくても問題なし!転職する際の正しい考え方を解説!
WEBマーケティングに向いている人の特徴で当てはまらなかったものが多くても成長余地があると前向きに考えるようにしましょう。
人が思っている自分の得意なもの・不得意なもので生まれながらのものなど少なく、ほとんどは経験(慣れ)や思い込みの問題です。
そういうやらざるを得ない環境や状況に覚悟をもって飛び込めば、必死に頑張ってるうちに気づいたら身につけてしまうものです。
ここで、私が見てきた「適正がなかった人が適正をに身につけた例」をいくつかご紹介します。
適正がなかった人が適正を身につけた例
例 | ビフォー | アフター |
20代男性同期 | パソコンができずに人差し指でタイピング |
半年後、ブラインドタッチはもちろん、エクセルのショートカットキーを使いこなす
|
20代女性新卒 | クライアントに否定されるのが怖くて新しい施策を提案できずに泣いていた |
1年後、業界No1の人材会社のクライアントになぜこの施策をやらないのかと詰め寄るほど成長
|
40代男性転職者 | かばんの問屋の営業から転職し、数字に弱くて施策の効果インパクトをクライアントに聞かれてタジタジ |
1年後、広告の予算増額提案を複数のクライアントに積極的に提案し売上増加、チームマネージャーに昇格
|
20代女性同期 | 三流女子大学の文系出身で論理的思考のろの字もなく、クライアントから言ってることがわからないとあきられる |
1年後、金融系のクライアントに有無を言わせないほど納得の提案をする
|
このように、1年もたたずに行動もマインドもかわるので自分で自分の限界を決めずにぜひ挑戦してみてください。
向いていない人でも始めやすいWEBマーケティング方法
とはいっても、人間そう簡単に新しい挑戦ができる人ばかりでもありません。
そういった方におすすめなのが、オウンドメディアの運用をしながらWEBマーケティングで稼ぐ方法です。
オウンドメディアとはつまり、ブログなど自分のサイトを運用することです。
WordPressで自分のサイトを作って、特定の商品やサービスについての情報を発信することで収益を得ることができます。
この方法であれば、自分ひとりでできますし自分のペースでマイペースにやっていくことができます。
これでWEBマーケティングをやったことになるのかと思うかもしれません。
しかし、WEBマーケティングとはつまるところ「より良いコンテンツをより多くの人に利用してもらうこと」です。
オウンドメディアでいうとより良い記事をより多くの人に読んでもらうことです。
そして、データを見ながらどんなユーザーにどんな内容を書くのがいいのかなど分析と改善をしていきます。
つまり、オウンドメディア運用をすることでWEBマーケティングの一連の流れが自分ひとりでできるのです。
この方法であればストレスなくWEBマーケティングでお金を稼ぎながら必要な特徴を身につけていけるのでぜひ試してみてください。
WEBマーケティングにおすすめの転職エージェント
自分はWEBマーケティングをやるべきと思った方は早速、転職エージェントに登録して求人を探してみましょう。
未経験から総合広告代理店やコンサル会社、事業会社に行くのは難しいですが、WEBマーケティングの専門会社であれば転職可能です。
WEBマーケティングの専門会社とはWEB広告やSEO、SNSなど各施策を専門に扱う会社のことで企業のプロモーション支援を行います。
自分もWEB広告代理店出身ですが、ほとんどが未経験から始めている方ばかりなので未経験でも恐れずに面接を受けてみましょう。
おすすめの転職サイトは下記で、すべて無料なので、とりあえず登録してどういった会社があるか見てみましょう。
転職サイト一覧(無料)
リクルートエージェント
国内最大級の転職エージェントです。非公開求人も多く、実際に転職が決まった人も最も多いのでおすすめです。
doda
リクルートに次いで有名な大手転職サイトです。エージェントも親身に支援してくれますし、LINEでやり取りができるのも効率的に転職活動を進める上で良い点です。
Green
IT・WEB業界に特化した求人サイトです。IT・WEB以外の求人を紹介される心配がないのでWEBマーケティングの求人が探しやすいはずです。
まとめ:WEBマーケティング職はメリットが多いので、挑戦する価値あり
今回は、WEBマーケティング職に向いている人の特徴と向いていない人の特徴について解説しました。
今のまま十分いけると思った人は問題ありませんが、ほとんどの方は転職後に多少の努力が必要になることかと思います。
しかし、WEBマーケティング職に転職して2、3年やりきれば、下記のようにがんばった分以上のメリットが多いのも事実です。
- 総合代理店やコンサル会社など年収1000万円を超える職に転職もできる
- WEBマーケティング人材のニーズが年々高まっており、市場価値はうなぎのぼり
- WEB上で仕事が完結できるのでリモートでも働ける
- 個人での仕事の依頼も多いので独立やフリーランスにもなりやすい
- WEBマーケティングのスキルを活かして起業することもできる
- 職場にかっこいい男性、かわいい女性が多い
- 分析力や提案力、業務効率化のスキルなどビジネスマンの必須スキルのレベルが上がる
- 上の層がキャリアップのためにどんどん抜けていくので昇給・昇進しやすい
今の仕事の将来性に不安を抱いていたり、もっと高みを目指して頑張りたい方におすすめの職業なのでぜひ、前向きに検討してください。