こんなお悩みを解決します!
今回は、Webマーケティングを独学する方法をご紹介します。
この記事を読んで独学すれば下記のようなメリットがあります。
- 未経験からWEBマーケティング会社に転職できるようになる
- 未経験から副業やフリーランスとして自分で稼げるようになる
- WEBマーケティング担当なりたての方が職場で必要な知識を習得することができる
この記事の内容
- WEBマーケティングを独学する方法
- 目的に合わせた独学の始め方
- 独学だけでなく転職もおすすめする理由
この記事の信憑性
・東証一部のWEB広告代理店で広告コンサルの経験あり(約4年間)
・単月数千万円〜数億円以上のさまざまな業種の広告案件を担当
・現在は、事業会社のマーケティング担当
もくじ
WEBマーケティングを独学する方法5選
私がおすすめするWebマーケティングを独学する方法は下記5つです。
WEBマーケティングの独学方法
- オンライン講座で独学
- 書籍で独学
- オウンドメディアを運用して独学
- WEB広告を運用して独学
- SNSを運用して独学
それぞれ得られる知識やスキルが異なるので、具体的な方法と合わせてどんなことが学べるのかも説明していきます。
オンライン講座でWEBマーケティングの基礎知識を体系的に独学
オンライン講座は自分のペースで幅広い知識が体系的に学べるのでおすすめです。
最近は、講座の内容も幅広く、知識や経験がなくても自分のレベルに合わせた講座を選べば全くの初心者でも問題ありません。
しかも、ほとんどの講座が無料で受けられるので、金銭面でもリスクなく学べます。
特におすすめの講座を紹介しますので、自分のレベルと目的に合わせて始めてみてください。
Googleデジタルワークショップ オンラインコース
Googleが無料で提供するオンライン講座です。
講座はすべて動画なので、視覚的にも非常にわかりやすい内容になっていますし、通勤途中に音声だけでの学習も可能です。
講座ごとに理解度チェックの問題があり、習熟度も確認しながら学習を進めることができます。
講座は、デジタルマーケティングの全体像や各施策の基礎知識など網羅的に学べる内容になっています。
何から始めてよいかわらからない方や体系的に知識を整理したいという方におすすめです。
また、講座を終えるとGoogle公式の認定資格がもらえるので、転職を検討中の方は履歴書にのせるモチベーションにもなるかと思います。
Ferret WEBマーケティング講座
FerretはWEBマーケターたちが情報収集のために利用するWEBマーケティング専門のメディアです。
そのFerretがブログ形式でWEBマーケティングの講座を公開しており、すべて無料で閲覧することが可能です。
WEBマーケティング以外にもマーケティング戦略の考え方やアプリマーケに関する講座もあるのでWEB以外も学びたい方にもおすすめです。
>>>ferretのWEBマーケティング講座で独学する(無料)
アナリティクスアカデミー
出典:アナリティクスアカデミー
Googleアナリティクスの使い方から分析方法まで学べる無料の講座です。
Googleアナリティクスはユーザーのサイト内行動を分析するための必須ツールなので学んでおいて損はありません。
というよりWEBマーケターにとっては、料理人にとっての包丁のようなものなので、マストで学びましょう。
転職する際の募集要項の必須スキルとしても求められることが多いので、転職を検討中の方にもおすすめです。
Udemy
出典:Udemy
Udemyでは、WEBマーケティングの具体的なノウハウが学べるので、すでに現場で働くWEBマーケターに特におすすめの講座です。
自分の担当分野の施策がうまくいかず、具体的な課題がある場合などにみると明確な答えが見つかったりして良いと思います。
有料講座が中心ですが、2020年8月時点で60以上の無料講座もあるので有効に活用しましょう。
また、有料講座も30日間の返金保証付きなので、施策で悩んでいるWEBマーケターの方は試してみる価値ありです。
TechAcademy
出典:TechAcademy
TechAcademyでは、サイト分析~WEB広告の出稿までを現場のWEBマーケターにマンツーマンで教わることができます。
価格はやや高いですが、座学だけではわからない現場の生きた知識を学びたい方やひとりだと勉強が続かないという方におすすめです。
特に下記のような周りに頼れる方がいない方は、現場の方とつながるチャンスにもなるかと思います。
- 未経験から転職したい
- 自分で稼げるようになりたい
- 社内で担当になったけど知識のある人が周りにいない
無料説明会で実際の講座の様子がみれるそうなので、試してみると良いでしょう。
書籍でWEBマーケティングのスキルやマインド、働き方を独学
書籍は、基礎知識だけでなく実際にその道で成果を挙げているWEBマーケターたちの具体的なノウハウや事例が学べるのでおすすめです。
特におすすめの本を3つご紹介します。
マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦! ―
WEBマーケティングの仕事がイメージできてない人はまずこの本を読みましょう。
コンサルとして企業のプロモーション案件に携わりながら成長する主人公の姿が描かれています。
実際と比べるとやや仕事範囲が広かったりレベルが高いと感じる点もありますがWEBマーケティングのやりがい、辛さが具体的に分かります。
自分にこの仕事が合いそうかの判断材料にもなると思うので、ぜひ、読んでみてください。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
自分のサイト(オウンドメディア)を作って実践しながら独学したいという方に必読の書籍です。
ユーザーを惹きつけるWEBライティング手法の他、SEOのノウハウがこの一冊にまとまっています。
長年、アマゾンでの評価も高く、自分で稼ぐWEBマーケターの多くがおすすめしている良書です。
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
WEBマーケティングではないですが、日本の最強マーケターがどのように戦略を立てて実行し、成果をあげているかが分かる内容です。
CMOなどWEBマーケティングの先にマーケティング統括を目指す方は読んでみる価値ありだと思います。
WEBマーケティングでのキャリアに悩んでる方にとっても自分の仕事の可能性がわかりモチベーションが上がる内容なのでおすすめです。
WEBマーケティングを稼ぎながら(実践しながら)独学する方法3つ
座学だけだと身が入らないという方は、WEBマーケティングを実践しながら独学する方法がおすすめです。
その方法は3つあり、それぞれご紹介します。
オウンドメディアを運用
オウンドメディアとは、企業や組織が自社で所有し、ユーザーに発信するメディアのことで企業が持つ公式サイトやブログのことです。
個人で運用する場合は個人ブログがそれにあたります。
オウンドメディアの運用は、毎月のサーバー代2千円程度と低コストで始められますし下記のWEBマーケティングスキルがすべて学べます。
オウンドメディアで学べるスキル
- SEO
- アフィリエイト
- WEBライティング
- サイト内分析
- PDCA
- Googleアナリティクス など
ビジネスとはつまるところ良いコンテンツ(商品やサービス、情報)を作って、より多くの人に利用してもらうことだと思っています。
オウンドメディア運用は、その一連の流れが個人で実践できるのでおすすめです。
興味を持った方は、下記の方法で始めてみましょう。
- WordPresでサイトを作る
- アフィリエイト案件で売りたい商品を決める
- 記事を書く(数十〜100記事程度)
- Googleアナリティクスで分析
- 記事を書き直したり、追加で記事を書いて改善
ちなみに、独学のためだけでなく、実際に稼ぐつもりでやれば将来的にオウンドメディアの運用で生計を立てることも可能です。
>>>SEO対策の独学方法【5ステップ解説したけど、2年かかるよ】
Web広告を運用
もう一つ実践しながらWEBマーケティングを独学する方法としてWEB広告の運用があります。
WEB広告は、オウンドメディアの運用とは異なり広告費用を払って、見込み顧客にリーチする方法です。
WEB広告には主にリスティング広告とディスプレイ広告の2種類あります。
- リスティング広告:検索したユーザーの検索画面の広告枠に広告を出す方法(Yahoo!やGoogleの検索面にでてくる広告)
- ディスプレイ広告:ユーザーが閲覧するメディアの広告枠に広告を出す方法(Facebookやインスタで出てくる広告)
リスティング広告(赤枠部分)※青枠はオウンドメディア
ディスプレイ広告(赤枠部分)※青枠は一般投稿
オウンドメディアでは、良質な記事を数十個以上作らないとユーザーの目に触れられないため自分のサイトに集客するのに時間がかかります。
しかし、WEB広告であれば、配信してすぐにユーザーにリーチできるため、自分のサイトへの誘導が可能です。
サイトに誘導ができれば、ユーザーのサイト内行動が分析できるため、Googleアナリティクスを使ったデータ分析も可能です。
とはいっても月に数万円以上の広告を配信しないとユーザーをサイトに誘導するのに十分な広告露出が確保できない可能性もあります。
そのため、ただ広告を出すだけでなく、サイトで商品などを販売し(アフィリエイト)その売上で広告費用を少しでも賄えるようにしましょう。
※アフィリエイト:自分のサイトで企業の商品やサービスを宣伝し、その売上の一部を還元してもらう方法
具体的に始める方法は下記です。
- WordPresでサイトを作る
- 広告OKのアフィリエイト案件で売りたい商品を決める
- 商品についての記事を書く(1つ以上)
- Googleのリスティング広告、またはFacebook広告のアカウントを開設
- 予算5万円程度で広告を運用
- 広告アカウントとGooleアナリティクスのデータを見て分析・改善
SNSを運用
インスタやツイッターなどのSNS運用もWEBマーケティングの施策の一つで、実践しながら独学することができます。
企業では、有益な情報を発信し自社サイトへ誘導したりユーザーと定期的なコミュニケーションをする場としてSNSを活用しています。
自分でオウンドメディアを運用しつつ、SNSを使って情報を発信しサイトに誘導すればこの一連の流れを独学することができます。
フォローしてくれるユーザーの属性やどういう内容や時間帯のコンテンツの反応が良いのかも分析しながらやれば、分析力も身に付きます。
具体的に始める方法は下記です。
- ツイッター、またはインスタのアカウントを開設
- プロフィールページにサイトURLを掲載
- 毎日、情報を発信(1日5から10投稿)
- ツイートアクティビティ(Twitter)、またはインサイト(インスタ)で分析
- 投稿の内容、時間、頻度を改善して更に投稿
フォロワーが多い人のまねをすると早くSNS運用のコツがつかめると思います。
独学せずにいきなり転職もおすすめ
WEBマーケティングを独学する環境は整っていますが、より早く濃密に学びたいという方には転職もおすすめです。
というのも、WEBマーケティングの職種は未経験でも採用される可能性がかなり高いからです。
総合広告代理店やコンサル会社、事業会社は難しいですが、WEBマーケティングの専門会社であれば、基本、未経験でも問題ありません。
なぜなら、WEBマーケティングの専門会社は経験者を採用したくても採用できないという裏事情があるからです。
私もそうですが、WEBマーケティングの専門会社で数年経験した方はキャリアアップのために総合代理店やコンサル会社に転職し、別の専門会社にいくというのはまれです。
こういった事情から、専門会社は教育する前提で採用しており、未経験の方でもサポートを受けながら実際の業務に取り組むことができます。
おすすめの転職サイトは下記なので、どういった会社があるか見てみると良いでしょう。
転職サイト一覧
リクルートエージェント
国内最大級の転職エージェントです。非公開求人も多く、実際に転職が決まった人も最も多いのでおすすめです。
doda
リクルートに次いで有名な大手転職サイトです。エージェントも親身に支援してくれますし、LINEでやり取りができるのも効率的に転職活動を進める上で良い点です。
Green
IT・WEB業界に特化した求人サイトです。IT・WEB以外の求人を紹介される心配がないのでWEBマーケティングの求人が探しやすいはずです。
結局、WEBマーケティングの独学はどこから始めるべき?
WEBマーケティングを独学する方法を5つ紹介してきましたが、「どこから手をつけて良いかわからない」という方も多いと思います。
そんな方向けにどこから独学を始めるべきか目的に合わせて解説します。
WEBマーケティングが自分に合っているか知りたい方は?
こういった方は、下記のような順番でやっていくのがおすすめです。
- 「マンガでわかるWebマーケティング」で仕事内容と働き方を理解する
- 興味を持ったら「Googleデジタルワークショップ」のデジタルマーケティング基礎を受講
- オウンドメディア、WEB広告、SNSのいずれかを運用、または、転職
- 自分が取り組んでいる領域に関する書籍やオンライン講座を受講し、実際に試してみる
- 4の領域がある程度できるようになったら、その領域を更に深ぼる、または他の領域にシフト(転職もOK)
1のフェーズで働きたいと思ったら2のフェーズで、どの領域から始めいたいかを見定めて、3~5の実践フェーズに進むとよいと思います。
WEBマーケティングで自分で稼げるようになりたい方は?
こういった方は、上記の3のフェーズから始めてみましょう。
ノウハウを学びつつ稼ぐことができるので転職しつつ、自分でも運用してみるのが個人的には最短の方法だと思います。
ただ、WEBマーケティングの専門会社は残業も多く時間が取れないこともあるので、今の仕事を続けながら副業するのもおすすめです。
実際に本業はエンジニアやデザイナーなど別の職種で、副業でオウンドメディアやSNSに取り組んで稼いでいる方もたくさんいます。
意志が強いひとや本業に余裕のある方であれば、この方法でも問題ないのでぜひ、トライしてみてください。
また、一旦WEBマーケティング会社に入って実績を積んでから自分で稼ぐ方法もあります。
というのも、WEBマーケティング会社で実績を積むと一緒に仕事をしたクライアントから個人で仕事を依頼されることがあります。
もちろん、企業に勤めている間に個人で請け負うのはNGですがフリーランスとして独立した仕事をもらうのは問題ありません。
そのため、独立を見据えて早めに転職するのもありだと思います。
実際、私の知り合いでもこのパターンで独立している方が多数います。
企業のWEBマーケターとしてやっていきたい方は?
企業のWEBマーケターの道を選ぶ方は、転職してしまいましょう。
先ほども言ったように未経験でも採用される可能性は十分あるので、手あたり次第にWEBマーケティングの専門会社の面接を受けてみましょう。
人材の流動性が激しいので、タイミングが合ってやる気があることをアピールできれば採用されるはずです。
ただ、転職するまでに余裕のある方は、採用確率を上げるために書籍やオンライン講座で知識を入れておくのも手かと思います。
また、オウンドメディアやSNSで実績を出せればなおよいでしょう。
まとめ:WEBマーケティングの独学の近道は実践しながらのインプット
今回は、WEBマーケティングを独学する方法をご紹介しました。
改めて、下記の5つの方法から自分に合った方法を選んでWEBマーケティングのスキルを磨いていってもらえればと思います。
WEBマーケティングの独学方法
- オンライン講座で独学
- 書籍で独学
- オウンドメディアを運用して独学
- WEB広告を運用して独学
- SNSを運用して独学
また、座学だけでなく、早めに実践フェーズに行くことをおすすめします。
マーケティングの醍醐味は、「仮説を立てて、施策を実行し、結果を振り返り、改善していく」ことです。
つまりは、PDCAを回すこと。
あーでもない、こーでもないと失敗をしつつ、徐々に効率的、かつ効果的な施策を打っていけるようになって初めて一人前のWEBマーケターです。
WEBマーケティングの施策の種類や規模がかわってもこの原理原則は変わらないので、ぜひ、このPDCAを回す感覚を早いうちに身に着けてもらえればと思います。