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この記事の内容
- つみたてNISAで損をする人の特徴
- つみたてNISAで損をしないために注意すべきこと
この記事の信憑性
この記事を書いてるぼくは、つみたてNISAやiDeCoなどで資産運用をし、1年で貯金ゼロ→自己資産100万円を達成しました。
現在も、老後資金1億円に向けて、大した手間をかけずに着々と自己資産を増やしています。
つみたてNISAでは、低リスクに資産を増やせるようにと金融庁が投資できる銘柄を厳選しています。
しかし、あくまで投資なので正しい方法や知識がないと損をする可能性はあります。
そして、損をする人には共通の特徴があり、それを知らずに始めている方が非常に多いです。
今回は、つみたてNISAで損をしたくないという方向けにつみたてNISAで損をする人の特徴と損をしないために注意すべきことを解説します。
この記事を読みすすめてもらえるとつみたてNISAで損をする確率を限りなく低くすることができ、より高確率で資産を増やしていけます。
もくじ
1. つみたてNISAで損をする人の特徴
つみたてNISAで損をする人の特徴は大きく分けて下記の4つです。
- 短期で売却
- 銘柄選びに失敗
- 買い時を気にしすぎ
- 売るタイミングが決められない
1−1. 短期で売却
つみたてNISAで絶対にしていけないことは、つみたてNISAで積み立てた投資資金を数年以内の短期で売却してしまうことです。
つみたてNISAで投資可能な銘柄は投資期間が長期保有に適したもので、長期であればあるほど低リスクに資産を増やしてけるようになっています。
逆に言えば、短期で大きな利益を狙う方法としては全く適しておらず、損をする可能性が高くなります。
例えば、つみたてNISAで人気の世界株式に投資できるインデックスファンドの過去実績では、投資期間1年で元本割れの確率は24.3%、5年で14.5%です。
しかし、投資期間10年では1.5%と確率が大きく下がり、15年、20年と継続した場合では0%です。
過去30年どのタイミングで投資をしても投資期間が10年以上であれば、損をする確率はほぼゼロということです。
この事実を知らずに始めると、そもそも短期目的でつみたてNISAを始めてしまったり、暴落時に焦って売却してしまったりと数年足らずの投資期間で売却をし損をしてしまいます。
1−2. 売り手側の言われるがままに銘柄を選ぶ
つみたてNISAで損をする人の特徴2つ目は、売り手側の言われるままに銘柄を選んだ人たちです。
つみたてNISAで取り扱っている銘柄の種類は、金融庁によって銘柄が厳選されていると言っても180種類以上あります。
そのため、よく調べもせず銀行の窓口や証券会社の営業マンに言われるがままに銘柄を選んで損をする方が非常に多い。
なぜ、売り手側にすすめられる銘柄がだめかと言うと、銀行や証券会社はつみたてNISAの手数料から売上を得ているので、売上を上げるために少しでも手数料の高い銘柄をすすめてくる可能性があるからです。
手数料の高い銘柄のほうがよ高い利益が得られるのなら問題ないですが、つみたてNISAでは手数料の高さと運用の成果は全く関係ありません。
むしろ、コストが低い分だけ利益が多くなることが過去の実績でも証明されており、投資に詳しい人であればなるべく手数料の低い銘柄を選びます。
1−3. 買い時を気にしすぎ
投資でより多くの利益を出すには「安い時に買って、高い時に売る」が基本ですが、これを気にしすぎるがあまりなかなかつみたてNISAを始められない人がいます。
確かに安い時に買うことは重要ですが、つみたてNISAでは投資可能期間に制限があり、買い時を伺っているとどんどん投資できる期間と金額が少なくなります。
結果、散々始めるのを後ろ倒しした結果、投資可能な期間が10年以下と短くなり自ら損をする確率を上げてしまう可能性もあります。
1−4. 売るタイミングが決められない
売るタイミングやゴールを決めずに売却のタイミングを先延ばしにした結果、暴落を迎えてしまうということもあります。
暴落のタイミングに売ってしまっては、例え10年以上の投資期間であっても損をする可能性もあれば、損をしないまでも本来得られるべき利益が目減りすることもあります。
売るタイミングについて自分なりのルールやゴールがないために反応的に行動してしまうのは投資において最も危険なことです。
2. つみたてNISAで損をしないために注意すべきこと
それでは、損をする人の特徴を踏まえて、損をしないために注意すべきことを5つご紹介します。
この注意点を守ってつみたてNISAに取り組めば、高確率で資産を増やしていけますよ。
- 余裕資産内でやる
- 暴落時は数年末
- 世界株式のインデックスファンドを選ぶ
- 始めたいと思ったらすぐ始める
- どれくらい資産が増えるかを知っておく
2−1. 余裕資産内でやる
つみたてNISAで10年以上の投資を継続するためには、自分の収入の中の余裕資産で積み立てていくようにしましょう。
なぜなら、無理に毎月の積立金額を高くしてしまうと失業や家族の入院費など緊急で大金が必要になったときに手元にお金がなく、せっかく積み立てた資金を引き落とすことになりかねないからです。
そうならないように、つみたてNISAへの積み立てと並行して緊急時の資金を銀行などで貯蓄していくことをおすすめします。
緊急時の資金の目安は生活費の3ヶ月程度と言われているので60万円〜90万円ほどあれば十分でしょう。
つみたてNISAで毎月積み立てた場合、最大で33,333円投資可能です。
また、少額からでも投資可能で、ネット証券であれば100円から積立金額を設定できるので、継続できることを最優先にその時々の収入状況に応じた金額を設定するようにしましょう。
2−2. 暴落時は数年待つ
また、10年以上投資を継続するための注意点は、暴落時に慌てて売却しないことです。
つみたてNISAで投資を10年、20年継続していくと必ず1、2回自分の保有する金融商品の価値が下がる暴落のタイミングが来ます。
暴落時はどんどん自分の資産が減ってしまうため、少しでも損失を回避するために慌てて売却してしまう方がいますが、こういったときは慌てずに投資を継続しましょう。
過去実績で見ても数年待てば元の水準にまで回復し、最高値を更新していくので一時的な暴落に慌てる必要はまったくないのです。
むしろ暴落時は、同じ金額でより多くの金融商品が買えるのでむしろ投資をするのに絶好のタイミングです。
このことを心に持って暴落時でも平常心で投資を継続しましょう。
2−3. 世界株式のインデックスファンド
売り手側に言われるがままに銘柄を選ぶなと言いましたが、ではどんな銘柄を選べばいいのでしょうか?
ぼくのおすすめは世界株式のインデックスファンドです。
参考:つみたてNISA(積立NISA)銘柄の選び方とおすすめ銘柄を解説!
この銘柄はひとつで世界経済全体に分散投資できる上、コストも業界最低水準なので長期であれば高確率で資産を増やしていける銘柄です。
なぜかというとこの銘柄は世界経済の成長とともに値上がりするようになっており、その世界経済は中長期的に着実に成長していくからです。
まだまだ世界的にみれば人口は増加傾向で、AIやVRのIT技術や医療も日に日に進歩を遂げており今後も世界経済が成長することは目に見えています。
確かに不況や災害で一時的な停滞はありますが、それさえも長期で見れば取るに足らない出来事にしてしまう世界経済の成長に投資するのが最も効率の良い方法と言えるでしょう。
2−4. すぐ始める
買うタイミングを伺うのは重要ですが、つみたてNISAでは少しでも早く始めるのが最もおすすめの方法です。
投資が可能な期間が限られている上、長期であればあるほど資産が増えるので少しでも早く始めて投資期間を長くする方がいつくるかもわからない買い時を待つよりもはるかに利益を出しやすいと言えます。
ましてや、つみたてNISAは10年、20年と毎月一定金額を積み立てていくわけで、買うタイミングを複数回に分けている以上、始めるタイミングはさほど重要ではありません。
投資期間を少しでも長くするために、あなたにとって最も若い日、つまり今日始めましょう。
2−5. どのれくらい稼げるかを知っておく
売却のタイミングを決めていなかったがために、暴落を迎えてしまうことがあると説明しましたが、こういった方はそもそもつみたてNISAでどのくらい資産が増えるのかを知らない可能性があります。
知らないがために、もっと増えたらといつまで経っても売る決断ができないのです。
つみたてNISAで、10年、20年の投資期間であれば平均利回りは3%〜5%くらいで見ておくと良いでしょう。
少し欲を出すなら7%もありえますが、これも売却タイミングを逃すことになりかねないので3%〜5%と認識しておくとよいです。
仮に年間上限金額40万円を10年間投資した場合であれば、資産は元金の1.1倍〜1.3倍程度に増えます。
20年であれば、福利の効果で更に増え元金の1.3倍〜1.7倍程度に増える可能性があります。
※複利効果:投資で得た利益を再投資することで利益が利益を生み、雪だるま式に資産が増えること
このようにつみたてNISAでどのくらい資産が増える可能性があるのかをしっかり知っておけば、売るべきかどうかの判断もしやすくなるので覚えておくようにしましょう。
3. まとめ:つみたてNISAで損をする人の特徴を理解すれば高確率で資産を増やせる
今回は、つみたてNISAで損をする人の特徴と損をしないための注意点について解説しました。
つみたてNISAは株式投資やFXなどと異なりそこまで投資の知識がなくても低リスクに資産を増やしていける方法です。
しかし、投資である以上ある程度のルールを知らないと損をすることになります。
この記事でつみたてNISAで損をしないための正しい方法を知っていただき、より低リスクに着実に資産を増やしていってもらえればと思います。
早速、つみたてNISAを始めたいという方は、下記の記事でおすすめの金融機関と銘柄についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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銀行、証券会社?つみたてNISA(積立NISA)の口座開設におすすめの金融機関を解説
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つみたてNISAのおすすめ銘柄は?初心者が選ぶべき銘柄と選ぶ基準をわかりやすく紹介
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