投資信託の種類がたくさんあってどれにしたら良いかわからない
おすすめの投資信託を知りたい
こんなお悩みを解決します!
本ブログを読むと、投資信託の選び方と見るべきポイント、おすすめの投資信託がわかります。
私は、現在、30代サラリーマンで、投資とは全く関係のないアプリ会社のWEBマーケ担当として働いています。
そんな、投資シロウトのわたしが、投資信託を始めてわずか一年で、貯金ゼロ→自己資産100万円を達成し、現在も、大した手間もかけずに、着々と自己資産を増やしています。
もくじ
投資信託の選び方
投資信託は、通常の株式投資やFXなどと比べて、リスクが低く、初心者が始めやすい投資商品ですが、投資信託の中でも数千種類以上のものがあり、自分の資産を増やす上で最適なものを選ばなくてはなりません。
そのためには、各投資信託のコスト・リスク・リターンを把握する必要がありますが、他の投資商品のようにあらゆる情報やデータを取集・分析して、見極めるというわけではなく、下記の4つのステップに従って、各ポイントをチェックしていけば、自分に最適な投資信託がわかるはずです。
また、販売会社が投資信託ごとに発行している目論見書に各ポイントの情報が載っているため、検討中の投資信託の目論見書と照らし合わせながら読み進めることをおすすめします。
※目論見書:投資判断に必要な重要事項を説明した書類のこと
- 投資スタイルを決める
- 投資信託の種類を決める
- 銘柄ごとに各ポイントを確認
- 銘柄の組み合わせと投資比率を決める
① 投資スタイルを決める
投資信託には、指数(TOPIX)の動きに合わせたインデックスファンド(消極運用型)と指数以上の成果を目指すアクティブファンド(積極運用型)の2種類があります。
リスクを抑えながら、ある程度のリターンが欲しい方は、インデックスファンドの投資信託から選び、リスクを取りながら、積極的にリターンを求めたい方は、アクティブファンドを選ぶと良いでしょう。
ただ、個人的には、インデックスファンドをおすすめします。
下記記事で詳細を説明していますが、膨大な数のアクティブファンドから指数以上の成果がでる投資信託を見つけるのは難しくギャンブル要素が強いので、特に投資初心者の方には、より確実なインデックスファンドが良いと思います。
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投資信託のインデックスファンドとアクティブファンドとは?
続きを見る
② 投資信託の種類を決める
投資信託は、複数の株式や債券などを組み合わせて構成されますが、種類によって組み合わせの方法が異なります。
例えば、日本株式の投資信託であれば、複数の国内企業の株式を組み合わせていますし、外国債券であれば、複数の国の債権を組み合わせて構成しています。
大きく分けて下記の6種類があり、種類ごとにリスクとリターンが異なるため、自分にあった種類を選ぶ必要があります。
種類別のリスク・リターン
※REIT(リート):別名、不動産投資信託と言われ、公衆から調達した資金を不動産に投資する金融商品の一種。
また、外国株式の中には、米国株式や先進国株式、新興国株式など更に種類が分かれますが、その国やグループの経済状況がそのまま、リスクとリターンに反映されるので、米国株式や先進国株式よりも新興国株式の方がリスクもリターンも大きくなります。
私は、インデックスファンドで、日本株式と米国株式、先進国株式の3種類ほどに投資しています。
インデックスファンドがそもそも、低リスクなので、株式中心に構成してもそこまで、危険ということにはなりませんが、不安な方は、債権にも投資してリスクを分散しても良いと思います。
③ 銘柄ごとに各ポイントを確認
投資信託の種類が決まったら、その中でどの銘柄にするかを決めます。
銘柄を決める上で確認するポイントは、主に下記4つです。
- 運用成績
- 分配金
- コスト
- 純資産残高
運用成績
直近3年~5年以上の基準価額を確認して、上下しながらも着実に上がっている投資信託を選びましょう。
投資信託自体、数年~数十年後の中長期的な値上がりを目指すものなので、そもそも実績がないものや数年単位で下がっているものは避けるべきです。
※基準価額:投資信託の値段のことで、多くは1口または1万口当たりの値段。購入時と売却時の価格の差が利益になる。
分配金
分配金とは、投資信託から生み出された収益から投資家に対して支払われるお金のことで、投資信託ごとに年に1~2回や毎月など決められた決算日に支払われます。
この分配金が支払われる頻度が少ないもの、または、受け取らずに再投資できる投資信託を選びましょう。
分配金が頻繁に支払われることは、生活費などその時々の必要な資金として利用できるメリットがありますが、そのお金は投資資金から差し引かれているため、基準価額の減少や将来的に受け取れる資産の減少を招きます。
また、分配金の受け取りの度に、税率20.315%の税金の支払いが発生するため、税金のコスト分、資産が減るというデメリットもあります。
毎月分配金がもらえてお得なように見えますが、実際は損をしている可能性が非常に高いため、短期的な利益ではなく、将来的に大きなリターンを得るために再投資できる投資信託を選びましょう。
コスト
投資信託には、買う時に発生する販売手数料や持っている期間中、常に発生する信託報酬などのコストがあり、投資信託によって、その有無や支払い率が異なります。
そのため、このコストがなるべくかからない投資信託を選ぶことで手元に残る資産を増やしましょう。
他にも、投資信託の解約時にかかる信託財産留保額や利益に対して課される税金などがありますが、販売手数料と信託報酬は投資信託の二大コストといわれており、特に確認するようにしましょう。
純資産残高
各投資信託に集まっている資産の合計額で、投資家から集められたお金や株や債券などが含まれます。
この純資産残高の大きさと増減傾向を確認し、右肩上がりで増加しており、総額(マザーファンド含めて)が30億以上の投資信託を選ぶようにしましょう。
純資産残高の大きさは、投資家たちによる支持率・人気度を示しており、この金額が大きいと多くの投資家たちから買われていることを示します。
逆に、この残高が少ないと、リスクとリターンが見合わなく、投資家たちに人気がないことを示します。
10億円を下回っている場合、運用が途中で停止してしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、増減傾向は、その投資信託の今後の傾向や投資家の動きがわかります。
仮に純資産残高が減少していれば、多くの投資家たちが売りに動いており、将来的に危険な可能性がある投資信託であることがうかがえます。
その他
上記4つ以外にも、残りの運用期間、売買回転率、運用する人(ファンドマネージャー)の変更など、その他のポイントをチェックすると、投資信託の選定精度がより上がります。
残りの運用期間
無期限、または、期間が長い投資信託を選びましょう。
運用期間が短い投資信託は、実績が少ないため、そもそも判断が難しくなります。また、残り期間が短いものも運用がおろそかになっている可能性があるので注意が必要です。
売買回転率
売買回転率は、投資信託に組み入れている株式や債券を売ったり買ったりする頻度を示す指標です。
この指標がなるべく低い投資信託を選びましょう。
売買回転率が高いことは、頻繁に売買を繰り返しリスクを取る運用をしていることを示します。
また、売買の頻度が高いことは、売買手数料を支払っている回数も多いということなので、支払うコストが高い可能性があるため、回転率が低い投資信託をおすすめします。
運用する人(ファンドマネージャー)
運用する人の経歴や直近の変更がないかを確認しましょう。
経歴は、運用歴が5年以下の場合、注意が必要です。また、直近、運用者が変わっている場合は、運用方針も変わっているため、これまでの成果とは異なる値動きになる可能性があり、注意が必要です。
④ 銘柄の組み合わせと投資比率を決める
銘柄を決める際は、ひとつの銘柄だけ選ぶのではなく、複数選ぶようにしましょう。
投資信託自体、複数の金融商品に分散投資してリスク低減を図っていますが、投資信託ごとに特定の運用方針があるため、単一の投資信託のみに投資し続けるのはリスクを伴います。
例えば、経済不調など日本のほぼ全企業に影響を与える事柄が起きた場合、日本株式の投資信託のみで運用していると、リスクを伴います。
こういったリスクを減らすためにも、複数の銘柄を組み合わせて投資することをおすすめします。
ただ、そこまで、複雑な銘柄構成にしたり、厳密に比率を決める必要はなく、日本株式、米国株式、先進国株式の3種類の投資信託に3分の1ずつ投資するといったようにシンプルな形で問題ないです。
もっとリスクをとってリターンが欲しいという方は、新興国を入れて比率も上げたり、逆に、もっと安全に運用したい方は、債券を入れて比率を高めにするといったようなやり方で調整していくイメージです。
おすすめの銘柄
ぜひ、今回紹介した選び方を参考に、自分の目的合った投資信託を選んでみてください。
ちなみに私のおすすめは、三菱UFJ国際投信のeMAXIS(イーマクシス)シリーズのインデックス型の投資信託です。
売買手数料が無料で、純資産残高も高く、日本株式や米国株式など、どの種類の投資信託でも総じて、条件が良いです。
なんといっても最も重要なコストである信託報酬が業界最低水準ですし、純資産残高が一定金額以上を超えると、更に下がっていく階段式にもなっているので、おすすめです。