つみたてNISA

つみたてNISA(積立NISA)のメリット・デメリット「貯金よりもおすすめする理由は?」

悩んでいる人
そもそも、つみたてNISAってどんな制度?
つみたてNISAのメリット・デメリットが知りたい
どうやって、始めたら良いの?

 

こんなお悩みを解決します!

 

この記事の内容

  • つみたてNISAの制度・仕組み
  • 銀行預金と比べた時のつみたてNISAのメリット・デメリット
  • つみたてNISAで、損をするリスクがどのくらいか
  • つみたてNISAの最適な始め方

 

この記事の信憑性

この記事を書いてる私は、「低リスクに着実に資産が増える投資方法」を実践し、1年で、貯金ゼロ→自己資産100万円を達成しました。

現在も、老後資金1億円に向けて、大した手間をかけずに、着々と自己資産を増やしています。

 

つみたてNISAは、将来の資金を準備するために最適な方法の1つです。

そして、下記のような悩みをお持ちの方たちに特におすすめの方法と言えます。

 

  • 老後資金を貯めてるけど、なかなか増えていかない
  • いつも気づくと、給料を使い切っていて、貯金ができない
  • 投資を始めたいけど、十分な資金もないし、損をするリスクが怖い

 

ちなみに、私も現在、つみたてNISAを利用しています。

ただ、以前は、こんな感じでした、、、

 

  • 貯金、、、まったくできません
  • 投資?どうせ、騙されるでしょ
  • 10万とか100万とか投資して損をしたらどうするの??

 

しかし、つみたてNISAを利用し始めてから、着実に資産が増えていくようになり、結果、1年で、貯金ゼロからつみたてNISA分を含む合計資産が100万円以上になりました。

現在もほとんどほおったらかし状態で、しっかりと資産が増えています。

 

今回は、そんなつみたてNISA(積立NISA)の制度内容からメリット・デメリット、始め方について解説してきます。

 

この記事を読みすすめてもらえると、銀行に預金するよりもメリットが多いと感じてもらえるかと思います。

 

注意ポイント

先に言いますが、短期間で儲けたいという方には、絶対おすすめしません!

長期でいいから、低リスクに資産を増やしていきたいという方だけ、この後も読んでいただければ、、、

 

1. つみたてNISA(積立NISA)のメリットの前に、制度について紹介します

 

つみたてNISA(積立NISA)とは、将来の資金づくりのために、投資初心者でも投資に積極的に参加できるようにと、2018年より金融庁によって始まった制度です。

つみたてNISAでは、毎月、一定金額を投資信託などの投資商品に積み立てますが、非課税メリットがあり、低リスクに資産を増やせる投資方法として、年々利用者が、増えています。

 

2. つみたてNISA(積立NISA)のメリット

 

つみたてNISA(積立NISA)の主なメリットは、下記の4つです。

 

  • 通常の投資方法より、利益がでやすい
  • 投資初心者でも始めやすい制度設計
  • 自動的にお金が貯める仕組み
  • いつでもやめることができる

 

2−1.通常の投資方法より、利益がでやすい

日本では、通常、投資で得た利益に対して、20.315%の税金を支払う必要があります。

しかし、つみたてNISAでは、この税金がゼロになります。

例えば、20年間、毎月積み立てて、合計積立金額(元本)が500万円だったとします。

20年後の売却時の金額が600万円だったとすると、利益は100万円(600万円−500万円)で、税金は、約20%の20万円(100万円×20%)支払う必要があります。

つまり、本来100万円儲けてるのに、80万円しか手元に残らないことになりますが、つみたてNISAを利用すれば、100万円丸々手元に残ります

つみたてNISAでは、魔法のように自分の金融商品の価値を上げることはできませんが、コストを抑えて、利益を増やすことができるのです。

 

2−2.投資初心者でも始めやすい制度設計

つみたてNISAで、投資先に選べる金融商品は、金融庁が認めたものに限定されています。

つみたてNISAの投資先である投資信託は、2019年6月時点で、5,945本ありますが、つみたてNISAの対象のものは、181本のみです。

金融庁の定める選定基準は、主に下記ですが、要約すると「低リスクで長期的に資産が増やしやすい」銘柄が選定されています。

 

  • 投資信託、またはETFであること
  • 信託期間の設定がない、または信託期間が20年以上
  • 毎月分配型ではない
  • デリバティブ運用ではない
  • 手数料が低水準

 

もちろん、それでも181本の銘柄は多いと思いますが、銀行や証券会社の儲けのためにつくられたような5,945本もの投資信託の中から選ぶよりは格段に安心だと言えます。

 

2−3.自動的にお金が貯まる仕組み

貯蓄の最も効果的な方法は、給料が入ると同時に、一定金額を他の口座に移すことだと言われています。

なぜなら、パーキンソンの法則というものがあり、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」からです。

つまり、お金はあればあるほど、使ってしまうので、最初からないものとして生活するのが良いということです。

つみたてNISAでは、一定金額を毎月自分の決めた日に銀行口座から自動的に引き落とすことができます

したがって、最初に設定してしまえば、貯金をしようと意識しなくても、勝手に積み上がっていく仕組みがあるのです。

銀行預金のようにATMで気軽に引き落とせるものでもないので、貯めたお金を使いたくなる衝動も抑えることができ、長期で資産を積み上げていくために良い仕組みです。

 

2−4.いつでもやめることができる

気軽に引き落とせないといっても、自分の意志次第で、いつでもやめることができます

投資なので、もう十分利益が出たなと思えばその時点で、売却して、積み上げた資産を自分のものにするのも良しです。

つみたてNISAと似たようなものとして、銀行への定期預金iDeCoがあります。

しかし、銀行への定期預金では、途中解約すると途中解約手数料がかかります。

厳密には、手数料ではなく、預けた期間に応じて、最初に決められた利率を引き下げて、利益が支払われますが、本来得るはずだった利益から差し引かれているので手数料と変わらないでしょう。

定期預金は、元々利率が低いので、更に差し引かれたら、得られる利益は、ごくわずかでしょう。

また、iDeCoでは、原則60歳以降にならないと、売却できないので、途中解約できないのが難点です。

結婚資金や教育資金など、急に必要になる資金もあると思うので、そんな資金準備のためにもつみたてNISAは最適な方法です。

 

3. つみたてNISA(積立NISA)にはメリットだけでなく、デメリットもあります

つみたてNISA(積立NISA)の主なデメリットは、下記4つです。

デメリットも理解した上で、始めましょう。

 

  • 投資上限金額が決まっている
  • 投資期間が決まっている
  • 手数料がかかる
  • 元本割れのリスク

 

3−1.投資上限金額が決まっている

つみたてNISAの投資上限金額は、年間で40万円と決められています。

毎月、積み立てていくとしたら、月約3.3万円です。

少ないと思う方もいるかもしれませんが、一般の方であれば、無理のない範囲で、将来の資産を積み立てていこうと思えば、このくらいの金額で十分かなと思います。

また、投資信託は長期であればあるほど、利益がでるため、できるだけ20年ぎりぎりまで継続することをおすすめします。

無理して、生活費を削ったり、短期で必要になる資金があるのにその準備をせずに、投資資金を高くしても、限界がきて数年足らずで売却してしまうのは目に見えています。

なので、上限金額は、無理なく継続するために、設けられている上限だと私は思っています。

 

3−2.投資期間が決まってる

長期間であればあるほど、利益が増えるので、本当は30、40年継続できるといいですが、20年でも資産を1.3倍〜2倍に増やすには十分な期間です。

また、10年後に資金が必要になった場合は、20年待たずに売却することもできます

一方で、30年、40年継続して、もっと資産を増やしたいという方も方法はあります。

それは、20年目以降に、積み立てた資金を課税口座に移す方法です。

この方法であれば、20年目以降に得た利益に関しては、課税対象となりますが、20年の投資期間に得た利益に対しては引き続き非課税です。

例えば、20年で500万円積み立てて、600万円にまで資産が増えれば、20年以降は、その600万円を丸々課税口座に移して運用を継続することができます。

継続して、資産を3倍、4倍と増やしたければ、この方法も選択肢の1つになるかと思います。

 

3−3.手数料がかかる

投資信託では、売買の際にかかる取引手数料信託報酬という運用代行に支払う手数料があります。

売買手数料については、つみたてNISAであれば、基本、無料なので、そこまで心配いりません。

しかし、信託報酬については、保有期間中、年率で常にかかります。

つみたてNISAの銘柄は0.01%〜0.3%程度と最低水準のものばかりですが、0.3%を超えるものがあれば注意しましょう。

信託報酬が高いから良い成果の出るというわけでもないので、0.3%以下を基準に銘柄を選ぶようにしましょう。

 

3−4.元本割れのリスク

低リスクな投資方法といっても、あくまで投資です。

したがって、積み立てたお金以下になる、元本割れのリスクは、もちろんあります

では、実際どのくらいのリスクなのかを次で説明していきます。

 

4. つみたてNISA(積立NISA)のメリットはわかったけど、本当に儲かるの?

やはり、投資ですから、一番気になるのは、本当に儲かるのか?損をしないのか?というところかと思います。

その疑問に答えるために、つみたてNISA(積立NISA)のリスクと儲けについて説明します。

 

4−1.元本割れのリスク

結論から言うと、つみたてNISAで元本割れする確率は数%、もしくはゼロになる可能性もあります。

人気の世界経済全体に投資するインデックスファンドの場合、過去の実績で、投資期間10年で元本割れした方は1.5%、20年だと0%です。

正しい銘柄を選んで長期間、積み立てすれば、元本割れするリスクは、かなり抑えることができるということです。

投資と聞くと、どうしても損をするリスクを考えがちですが、つみたてNISAは、リスクを抑えてしっかり資産を増やしていける方法なので、国も推奨しているというわけです。

 

4−2.どのくらい儲かるのか?

過去実績で考えると、先述した方法であれば、20年間の投資で年率3%〜7%くらいの利回りが見込めます。

仮に年率3%で20年間、毎月3万円を積み立てたとします。

その場合、積み立てた合計金額は、720万円ですが、最終資産は、約980万円にまで増えて、元金の1.3倍になります。

また、年率7%だった場合は、約1,530万円にまで増えて、元金の2倍以上です。

2倍というと夢のような話ですが、過去に米国株式の投資信託に20年投資したときの年率でもあります。

投資を長く継続するという我慢は必要ですが、金利の低い銀行に預金するよりは、より多くの資金を残せる可能性が十分あると思いませんか?

 

5. つみたてNISA(積立NISA)にメリットを感じて、始めたい方は?

早速、つみたてNISA(積立NISA)を始めたいという方向けに、どこで、どうやって、いくらから始めたらよいか説明します。

 

5−1.どこで、どうやって始める?

つみたてNISAは、銀行や証券会社で口座開設の申し込みをして、始めることができます

特に、ネット証券がおすすめです。

つみたてNISAの場合、制度上、どこで口座を開設しても手数料は同じです。

しかし、ネット証券であれば、余計な営業がないので、他の投資商品を売り込まれる心配がありません。

また、ネット証券の代表格である楽天証券やSBI証券であれば、それぞれ楽天ポイントとTポイントで投資が可能なので、一切現金を使わずに始めることもできます

楽天証券であれば、オンライン申込みの場合、本人確認書類をスマホ、またはPCでアップロードするだけで、口座開設することができます。

また、申込書類をWEBサイトから取り寄せて、郵便で申込みこともできます。

口座開設後、初期設定の際にマイナンバーの提出も求められるので、事前に用意しておくと良いでしょう。

 

5−2.いくらから始める?

結論、継続できる金額で始めましょう。

つみたてNISAでは、最低100円から投資も可能なので、無理に上限いっぱい(約3.3万円)積み立てる必要はありません。

より多くの資産を得るために重要なのは、継続して長期間運用することです。

毎月の積立金額が少なくても長期でみれば、かなりの金額になるので、少額でも継続できる金額で始めるのがおすすめです。

また、積立金額は、いつでも変更可能なので、最初は、少額から始めて、慣れてきたら金額を上げていくのも良いと思います。

 

6. まとめ:つみたてNISA(積立NISA)は、初心者にも始めやすい資産運用

今回は、つみたてNISAの制度の内容からメリット・デメリット、始め方について説明しました。

国が、推奨している制度だけあって、投資初心者でも、無理なく資産運用ができる内容になっています。

私も、以前は、投資に抵抗があり、まったく資産運用に興味がありませんでした。

しかし、つみたてNISAやiDeCoを少額から始めてみて、知れば知るほど、自分が思ってたほど、怖いものではなく、リスクよりメリットのほうが多いなと感じています。

お金持ちの人たちも実践している効率的なお金の増やし方でもあるので、興味を持った方は、ぜひ、少額から試してみてください。

 

 

 

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