投資信託の分配金の仕組みを知りたい
分配金のメリット・デメリットがわからない
こんなお悩みを解決します!
本ブログを読むと、投資信託の分配金の仕組みと分配金をを受け取るメリット・デメリットがわかります。
私は、現在、30代サラリーマンで、投資とは全く関係のないアプリ会社のWEBマーケ担当として働いています。
そんな、投資シロウトのわたしが、投資信託を始めてわずか一年で、貯金ゼロ→自己資産100万円を達成し、現在も、大した手間もかけずに、着々と自己資産を増やしています。
分配金とは?
分配金とは、債権でいう利息、株式でいう配当金にあたるものです。
投資信託の収益から年に1~2回や毎月など決められた決算日に投資家に支払われます。
その原資は、投資信託に組み込まれている株式や債権の利子や配当であるインカムゲインやそれらの売買益であるキャピタルゲインの他、過去から繰り越された利益などから捻出されています。
分配金の金額や頻度は、投資信託ごとに決められており、運用会社の分配方針にしたがって決められています。
分配金は、受け取るべきか?
分配金は、投資信託によって、受け取れるもの(分配金あり)と受け取れないもの(分配金なし)があります。
分配金ありの場合、おこづかいのように定期的に一定金額が支払われます。
一方で、分配金なしの場合、運用資金として自動的に再投資されます。
確かに、定期的に手元にお金が入り、生活資金として使えることはメリットですが、分配金なしの場合、再投資することでの複利効果が得られるため、中長期的により大きな資産を得られる可能性があります。
複利効果とは、投資による利益を再投資し、その再投資した資金が更に利益を生み出し、雪だるま式に資産が増えていくことを言います。
例えば、100万円を投資して、20年間で毎年3%の分配金が出たとします。
再投資せずに、毎年3万円の分配金を受け取っていた場合、3万円×20年でプラス60万円の利益を20年間で得ることができます。
一方、再投資した場合、20年後の累計利益は、プラス80万円以上で、その差は20万円以上です。
この複利効果による差は、期間が長ければ長いほど大きくなります。
また、分配金を受け取るか再投資するかを選べる場合もあるので、投資信託を購入する際は、自分の投資目的にあった方法を選択すると良いでしょう。
分配金を受け取る場合、損をしている可能性も!?
分配金を受け取る際は、普通分配金か特別分配金のどちらかも確認しましょう。
普通分配金の場合、運用によって得た利益から支払われます。
一方で、特別分配金の場合、元金を切り崩して分配金が支払われているため、投資信託の基準価額(価値)が下がります。
そのため、分配金によって、利益を得たように見えて、実際の総資産は目減りしているということがあります。
では、普通分配金であれば安心かというとこれも注意が必要です。
特別分配金は、非課税なのに対し、普通分配金には、20.315%の税金が課されます。
受け取りの度に2割以上のお金を支払うことになるため、この税金コストも踏まえて、受け取るべきか再投資すべきかを検討するべきでしょう。
分配金は、必ず受け取れるとは限らない
債権の利息のように分配金は、毎月必ず受け取れるかというとそうではありません。
分配金は運用成果の一部を受け取るものであり、その分配金額は運用成果によって、大きく変化します。
そのため分配金は、過去の支払額よりも多くなることもあれば少なくなることもありますし、全く支払われないこともあります。
分配金について確認する方法
投資信託の分配金について確認したい場合は、投資信託ごとに発行されている目論見書を確認しましょう。
目論見書には、投資信託ごとの分配方針や過去の分配実績が記載されているので、それらを参考に投資判断をすると良いと思います。
口座を開設している証券会社のサイトにいけば、各投資信託の説明のところに添付されているはずなので、一度確認してみてください。
まとめ
今回は、分配金について、その仕組みやメリット・デメリットを説明していきました。
分配金は、毎月お金がもらえるので、一見、得をしているように見えますが、理解せずにただ受け取っていると損をしている可能性もあります。
今回の内容を参考に検討中の投資信託や保有している投資信託を見直してみましょう。
その他、投資信託のメリット・デメリットや選び方を下記記事で説明しているので、参考にしてみてください。
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