つみたてNISA

つみたてNISA(積立NISA)はなぜ儲かるのか?儲かる仕組みを解説

悩んでいる人
つみたてNISAを始めようと思ってるんだけど、本当に儲かるのか不安、、、

 

こんなお悩みを解決します!

 

この記事の内容

  • つみたてNISAで利益が出る方法
  • つみたてNISAの儲かる仕組み
  • 元本割れの可能性
  • 暴落時に満期がきた時の対処法

 

この記事の信憑性

この記事を書いてるぼくは、つみたてNISAやiDeCoなどで資産運用をし、1年で貯金ゼロ→自己資産100万円を達成しました。

現在も、老後資金1億円に向けて、大した手間をかけずに着々と自己資産を増やしています。

 

つみたてNISAは、将来の資産形成のために、初心者でも投資に参加できるようにと国が推奨する制度です。

参考:つみたてNISA(積立NISA)のメリット・デメリット「貯金よりもおすすめする理由は?」

つみたてNISAをこれから始める方には、投資未経験者の方も多いと思います。

周りで将来に向けて、つみたてNISAを始めている方も増えだし、自分もと思っても本当に儲かるの?損はしないの?という不安は必ずあるはず、、、

今回は、そんな方向けにつみたてNISAがなぜ儲かるのか?その仕組みについてご紹介します。

この記事を読み進めてもらえると、つみたてNISAで儲かる正当な理由がわかり、つみたてNISAに対する不安が解消されます。

 

1. つみたてNISAの儲かる仕組みの前に、利益について理解しましょう

つみたてNISAの儲かる仕組みの前につみたてNISAで発生する利益について理解しましょう。

つみたてNISAでは投資信託に一定の金額を積み立てて投資していくことになりますが、下記2種類の利益があります。

 

  • 売却した時の譲渡益
  • 定期的にもらえる分配金

 

1-1.売却した時の譲渡益

譲渡益は、購入時と売却時の投資信託の基準価額の差によって生み出されます。

基準価額は、株でいうところの株価と同じで、投資信託の一口あたりの価値を示す指標です。

したがって、10年後、20年後の売却時の基準価額が、購入時の平均価額より高ければ高いほど利益が多くもらえるということです。

 

1-2.定期的にもらえる分配金

分配金は、投資信託の収益から還元されるお金のことで一般的に決算期に投資家に支払われます。

債権や定期預金でいうところの利息に似ていますが、必ずもらえるわけではなく投資信託によって全くもらえない場合もありますし、年に1回~複数回と定期的にもらえるものなどもあり様々です。

ちなみにつみたてNISAで取引可能な銘柄のほとんどは、分配金なしのものです。

後述しますが、分配金はない方がより利益がでやすいので、心配しなくて大丈夫です。

ひとまず、投資信託には分配金というものがあるのかという程度で、覚えておいていただければと思います。

 

2.つみたてNISAが儲かる4つの仕組み

2種類の利益について説明しましたが、もちろんつみたてNISAで損をする可能性もあります。

しかし、つみたてNISAは、途中で我慢できずに売却してしまったりなどせずに、しっかり10年、20年と投資を継続できさえすれば儲かる仕組みになっているのです。

その4つの儲かる仕組みについて説明していきます。

 

  • 経済成長に投資するインデックスファンド
  • 分配金なしの恩恵「複利効果」
  • 非課税だから税金コストがゼロ
  • ほとんどの手数料が無料

 

2-1.経済成長に投資するインデックスファンド

つみたてNISAの投資信託の中に日経やTOPIXなど経済成長を示す指数に合わせた値動きになるインデックスファンドというものがあります。

このインデックスファンドの中でも日本経済だけでなく、世界経済全体に投資するインデックスファンドを選べば、低リスクに資産を着実に増やしていけます。

参考:「つみたてNISA(積立NISA)銘柄の選び方とおすすめ銘柄を解説!」

なぜなら、世界経済は、不況や災害などで一時的な停滞はあれども、10年、20年以上の長期で見ると着実に成長するからです。

下記は、世界経済を示す代表的な指数であるMSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)の直近22年間の推移です。

 

MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)

出典:Google

 

ご覧いただいているように、世界経済済は、着実に成長しており長期スパンで見るとリーマンショックも直近のコロナも長期的な経済成長を打ち消すほどの力がないことがわかります。

つまり、この指数と連動するインデックスファンドは、コスト分多少低くなるものの、同様の値動きで投資信託の価値が上がっていたということになります。

はっきり言いますが、これからくるかもしれない一時的な暴落で、耐え切れずに売ってしまった方は確実に損をします。

しかし、そこを乗り越えて、10年、20年と堪え切れた人は高確率で1.3倍〜2倍以上に資産を増やすことができます

 

2-2.分配金なしの恩恵「複利効果」

つみたてNISAには、もう一つ儲かる仕組みがあります。

それが、「複利効果」です。

複利効果とは、利益を再投資することで利益が利益を生み雪だるま式に資産が増えることを言います。

この複利効果は、長期であればあるほど効果を発揮するため10年、20年の長期運用をするつみたてNISAで大いにその恩恵にあずかれます。

つみたてNISAは、ほとんどが「分配金なし」でその方が良いとお伝えしましたが、分配金なし=利益を再投資することにつながるからです。

分配金は利息のようなものと言いましたが、分配金なしの場合、自動的にその利息が再投資されており、複利効果を生み出しています。

一方で、分配金ありの場合、毎回利益を受け取るので複利効果のパワーが半減します。

したがって、複利効果を活用した方がお得なので分配金なしで問題ないのです。

もっと言うと、分配金を受け取ることで損をする可能性もあります。

分配金は、普通分配金と特別分配金があり、特別分配金の場合、投資家から預かった資金(元金)から切り崩して支払われて投資信託の基準価額が下がることになりかねません。

つみたてNISAでは、ほとんどが分配金なしなので、複利効果を活かした儲かる仕組みになっているということです。

 

2-3.非課税だから税金ゼロ

儲かるためには、コストを限りなく抑える必要がありますが、コスト面でもつみたてNISAは、儲かる仕組みがあると言えます。

これこそつみたてNISAを利用する最大のメリットかと思いますが、つみたてNISAでは税金がゼロになります。

通常、投資で得た利益に対して、20.315%の税金を支払う必要があります。

しかし、つみたてNISAを利用すると非課税となるため、この税金を支払う必要はありません。

例えば、20年間で800万円投資して、20年後の売却時に950万円だったとします。

この場合の利益は150万円(950万円‐800万円)なので、税金は、約30万円支払うことになりますが、つみたてNISAでは150万円すべてが手元に残ります。

120万円と150万円かなりの差なので、より儲かりやすいと言えます。

 

2-4.ほとんどの手数料が無料

そして、もうひとつのコスト面の儲かる仕組みは、投資信託にかかる手数料についてです。

投資信託では、主に下記3つの手数料がかかります。

 

  • 購入時にかかる購入手数料(目安:取得価額の0%〜3%)
  • 解約時にかかる信託財産留保額(目安:解約価額の0.1%〜0.5%)
  • 運用代行代として投資信託の関連会社に支払う信託報酬(目安:保有額の0.01%〜3%/年率)

 

しかし、つみたてNISAでは金融庁が定めた基準により購入手数料が無料の銘柄のみに限定されています。

また、信託報酬も低水準のものに厳選されており、手数料を抑えた銘柄選びをさせることで資産増加を支援しています。

特に信託報酬を低く抑えることは儲かるために非常に重要なことです。

信託報酬は、投資信託を保有している間、年率でかかるコストで10年、20年の長期で運用すると将来的な資産に大きな差がつきます。

通常の投資信託だと0.01%〜3%と銘柄によって300倍ほどの差がありますが、つみたてNISAでは、高くても0.3%程度のものになるので、知らずに選んだ方でもコストを抑えた運用が自然にできる仕組みになっています。

 

3.つみたてNISAで損をする可能性は?

投資である以上、もちろんあります。

しかし、すでに説明した下記方法で運用すれば、損をする可能性は限りなく低くできると言えます。

 

  • つみたてNISAを利用
  • 世界経済に投資するインデックスファンドで投資
  • 10年、20年以上の長期運用を継続

 

それを証拠にこの方法で10年間運用を続けた人で元本割れした人は1.5%、20年間運用を続けた人では、0%です。

どんな不況の中で投資してても、継続さえできればこのようになるのです。

 

4.つみたてNISAの満期時に暴落していたら?

万が一、つみたてNISAの満期(20年)の年に暴落が来た場合は、緊急事態です。

しかし、このような場合は投資を継続して、また上がるのをもう数年じっくり待ちましょう

つみたてNISAの満期がきても課税口座に移して投資を継続する方法があります。

この場合、課税口座に移した時点で発生した利益に対しては、引き続き税金がゼロになり、20年以降に出た利益に対してのみ税金が課されます。

例えば、元金800万円で、20年目で1,000万円まで資産が増えたとします。

そして、20年目以降にその1,000万円を丸々課税口座に移して、その後は積み立てをせずに5年後、1,200万円にまで資産が増えた場合、20年目以降に増えた200万円分の約2割の税金だけ払えば問題ありません

暴落時に売るよりも、待って税金を払ったほうがお得な可能性もあるので、20年目以降に課税口座に移すのも一つの手かと思います。

 

5.まとめ:つみたてNISAの儲かる仕組みを理解して、効率的にお金を増やそう

今回は、つみたてNISAの儲かる仕組みについて解説しました。

つみたてNISAは、短期で劇的にお金が増える方法ではありませんが、長期であれば、高確率で定期預金を上回る利回りであなたの資産を1.3倍〜2倍以上に増やしてくれます

人は、利益を得ることよりもリスクを防ぐことを優先させますが、つみたてNISAの儲かる仕組みを理解して、リスクを適切に判断できるようになっていただければと思います。

下記記事でおすすめの金融機関や銘柄についても紹介しているので、早速始めたいという方は、参考にしてください。

 


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